2024.10.15
野菜スタンプ(ひかり組の様子)
給食の準備をしていると、「オクラってお星さまみたいだね」という声が上がったひかり組さん。毎日の献立を食材カードで確認したり、野菜栽培で作物に愛着を持ったりする中で、食材そのものへの興味が出てきている様子が見られています。そんな子どもたちの姿を見て、野菜スタンプを楽しめる機会を準備してみました。
事前に子どもたちにスタンプしてみたい野菜を聞いてみると、育てているサツマイモなど好きな野菜をあげていました。また、子どもたちと話し合う中で、スタンプをした際にそれぞれの野菜がどんな形になるのか、疑問に思う姿も見られました。家庭でのお手伝い経験が豊富な子は、「ピーマンはお花みたいになるんだよ!」「ピーマンは種があって、中にバッテンがあったよ!」と経験と結び付けながら予想を立てていました。
野菜が届くとまずは触ったり、匂いを嗅いだりしながら本物の野菜と十分に触れ合っていました。
日々の絵の具遊びを通して、絵の具の正しい使い方や表現の幅に触れてきた子どもたち。野菜に絵の具をつける方法もそれぞれでした。上手く野菜の形が出ず、絵の具の量や押す力を試行錯誤する様子が見られました。どんな形になるか、と立てた予想から、「こうやって押したらこの形になるかも!」と野菜の向きを考える姿も見られていました。
スタンプからイメージを膨らませ、「なんか花火みたいだね!」「これはタイヤみたいだから、車みたいにしたいな」とさらに表現方法を獲得している様子が見られました。季節ごとに食材を変えながら、五感を使って食材そのものと触れ合えるような活動を設定していきたいと思います。