2024.06.03
5月室内装飾「母の日」
5月装飾 「母の日」
日本で母の日を祝うようになったのは、明治時代後期とされています。大正時代にキリスト教会や日曜学校などで祝うようになり、徐々に広がっていきました。
現在のように母の日が5月の第2日曜日になったのは1947年で、それまでは3月6日でした。31年に『大日本連合婦人会』が設立されたことを機に、当時の皇后の誕生日である3月6日が母の日とされたためです。
地中海沿岸が原産地とされるカーネーションは、『神の花』という意味があります。古代ヨーロッパでは、神にささげる王冠に使われていました。また、カーネーションは『母子』を象徴する花でもあります。十字架に架けられたキリストを見送ったときに、聖母マリアが落とした涙からカーネーションが咲いたという逸話が聖書に伝えられています。この話が基となり、母性や母性愛を象徴する花と言われるようになったのです。
花言葉
赤…『母への愛』、『愛を信じる』 ピンク…『感謝』『温かい心』
保護者の方と一緒に観察したり、お散歩に行く際にも保育者と一緒に観察をしていました。「観察しようね」と声を掛けると”やったー”と楽しみにしている様子もありました。実際に持っていくとどのクラスも興味津々に近づいていましたよ。
観察した各クラスの様子をお伝えしたいと思います。
<ほし組>
カーネーションを持っていくと興味津々に手をのばすほし組さん。茎についていた葉っぱが取れて床に落ちるとつまんで取り不思議そうにじーっと見つめていました。気になる度に身体が動くため、横並びで見ていたのがいつの間に縦並びで一生懸命お花を観察していてとても可愛いかったです。
<つき組>
興味津々に手をのばして両手に持つ子、「なんだろう」と慎重に触れる子、不安な気持ちもあったのか保育者が持っているお花に近づきはするが一定の距離から見る子など様々でした。
”真似したい””やってみたい”等の気持ちが大きいつき組さん。保育者がお花のにおいを嗅いでいるのを見ると真似をして鼻にカーネーションを近づけている姿もありました。またにおいを嗅いでいる子を見ると”なにしているんだろう”と覗き込む子もいましたよ。
<そら組>
ほし組さん、つき組さんの観察が終わりそら組さんへ持っていくと”待ってたよ”と言わんばかりの表情で手に取り観察開始。
植物図鑑のカーネーションのページを開き隣に並べると図鑑に載っていたカーネーションの色と手に持っているカーネーションの色が違うことに気が付くと「お花の色が違う」と隣に並べて見比べていましたよ。
「母の日にあげるお花だよ」と保育者がお話をすると「なんで?」と疑問を持つ姿も。
疑問に思ったところから、子どもたちに分かりやすいように行事の由来を話したりどんなことをするのか伝えていき、興味を持ってもらえれば幸いです。