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2023.12.26

☆12月室内装飾☆

 

 

 

12月(師走)の装飾

~冬至~

柚子 かぼちゃ あずき

冬至とは、一年で、最も日が短い日であり、翌日からまた、日が長くなるため、太陽が生まれ変わる日、または、復活する日とされ、古くから世界各地で盛大に祝祭が行われ、クリスマスの由来のひとつとも言われています。

中国や日本では「一陽来復(陰が極まり陽にかえる)」といって、冬至を境に運が向いてくるとしています。ちなみに、今年の冬至は12月22日です。

 

柚子:冬至には柚子湯に入ります。柚子の強い香りが邪気を払うと言われます。

かぼちゃ:冬至には「ん」のつく食べ物を食べると運気が上がると言われています。かぼちゃ=なんきん(南瓜)であり、また、長期間保存ができ冬まで食べられ、栄養豊富なため、かぼちゃを食べる習慣ができたようです。

小豆:赤い小豆には厄除け魔除けの意味があり、一年間病気にならず、元気に過ごせると言われています。

 

(ほし組)

 

子どもたちの目にまず飛び込んできたのはカボチャと柚子でした。「○○ちゃ(かぼちゃ)」とカボチャを指さしながら近づいてきました。「そうだね、かぼちゃだね」というと手でペチペチと叩いてみたり持ってみようとしていました。重くて持ち上げられなかったので、保育者が手を添えて手の平に乗せるとその重さに驚いている様子でしたよ。

 

柚子を見て「みかん!みかん!」と言っていました。確かにみかんと形が似ているので「みかんみたいだね。柚子って言うんだよ」と伝えました。柚子のゴツゴツとした感触を持って確かめていたり、口に入れて確かめていたりしましたよ。「いい匂いだよ」と言って鼻に近づけると匂いがしたのか、自分で持って匂いを嗅ぐ姿が見られました。

最近のほし組さんはお友だちへの関心が高まってきているので「どうぞ」と柚子を手渡してやりとりしていました。柚子を受け取った子もなんだかうれしそうな表情でしたよ。このような、やりとりを積み重ねていくことでお友だちとの関わり方を知っていっているのでしょうね。

小豆の粒々とした感触も気にいってようです。升の中に手を入れグーパーグーパーと動かして感触を楽しんでいましたよ。

 

 

見終わったあとも、玄関に行くたびに室内装飾を指さしたり見に行ったりしている姿が見られました。

 

 

(つき組)

 

  

 

 

おやつを食べる際に手を洗いに行くのですが、行く途中でカボチャを見つけ「カボチャあったよ!」と興味を持っていました。実際にカボチャを持ち上げてみると「おもいっ!!」と驚いた様子でしたよ。また、柚子の匂いを嗅いで「いいにおーい」と爽やかな香りを楽しんでいました。

 

つき組は調理室が隣なので仕入れた食材が運ばれていくのをよく見ています。その日、行事食で使うカボチャに気付き目を丸くして驚く子がいました。「飾ってあるのと同じだね。カボチャだね」と話すと、目を丸くしたまま「うん」とうなづく姿も…。室内装飾で飾ってあるカボチャと同じ物が調理室に運ばれていることにびっくりした様子でした。

 

小豆の音や感触も好きなようでツンツンと触っていました。子どもたちの好奇心が満たせるようにとチャック袋に小豆を入れてじっくり観察できるようにしましたよ。すると、マラカスのようにフリフリと振って音を出したり、袋の上から一粒指で確かめている姿も見られました。

 

 

 

 

(そら組)

  

 

小豆は「茶色い」「硬いね」「潰れないね」「お豆みたい」とそれぞれが自分で気づいたことを伝えてくれました。小豆1つからたくさんのことに気づくことができているのは、普段から木の実をつぶすなど自然物の研究・実験を繰り返している経験があるからこその姿だと思います。

 

「小豆っていうお豆だよ」と伝えると自分の知っているお豆のイメージと違っていたのか「え?」と不思議そうな表情なのが印象的でした。

 

 

   

 

「かぼちゃだ!」と切る前の形の時点で気づいていました。お家の人とお買い物をした際に見たのでしょうか?

「〇〇ちゃん力持ちだよ」と南瓜を持ち上げて見せてくれました。

柚子の見た目がみかんに似ているからか「みかんだ!」と言いながら匂いを嗅いでいました。「みかんの匂いと似てるね。柚子っていう果物だよ」と保育者が伝えると「ゆず、いい匂い!」と友だちや保育者の鼻にも近づけて匂いを嗅がせてくれましたよ。

 

 

12/22の冬至の日には、タライを使って柚子湯を足湯で楽しみました!

 

     

 

縁側に仲良く並んで足湯の温かさに癒されている子どもたち。保育者も一緒に足湯をして体がポカポカになりました。

ゆず湯を見て「入りたい」と自ら靴下と靴を脱ぐ姿も見られましたよ。この日は冬至らしく寒かったので長湯して楽しむ子もいました。

 

冬至が終わった後は、柚子もカボチャも実際に触れて確かめてみることに。

 

一番小さな子からそら組さんまで、柚子やカボチャの感触、匂いなど満足するまで観察や研究を楽しんでいました。

 

冬至が過ぎると「いよいよ年末」という雰囲気になります。

鏡餅、松飾のお正月飾りも飾りましたので、お子さんと新年を迎える雰囲気を楽しんでみて下さいね。