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2023.11.02

【10月室内装飾】十三夜

 

今週は10月の室内装飾“十三夜”について紹介します。

 

十五夜の後には、「十三夜(じゅうさんや)」という日本古来のお月見の日があります。新暦では、十五夜と同様に十三夜も毎年ちがう日になります。十五夜は新月から数えて15日目で満月、もしくは満月に近い月。同様に十三夜は新月から数えて13日目で、満月には少し欠ける月です。十五夜と対をなすのが十三夜。この2つを合わせて「二夜の月」とよびます。お供え物としてススキ用いられますが、ススキは稲の穂に似ているため飾られるそうです。

玄関には【月見団子と花】を飾りました。

 

ほし組ではお月見団子と花を見ると興味を示し、近くでじっと見つめる様子や指や手のひらで触れる姿がありました。一緒に観察をしたり触れていく中で「丸いお団子だね」「ツルツルしているね」「黄色いね」等、発見や様子を言葉で伝え、興味が深まったり十分に観察を楽しめるよう援助していきました。

 

つき組ではお団子と花を見ると興味を示して、自ら触れ団子や花の感触を確かめたり、花びらの様子を観察して気付いたことや感じたことを言葉で表現する姿がありました。菊の花が黄色だったことから「タンポポ!」と自分の知っている花と結び付けて表現する姿や、お団子の柔らかさを「ふわふわ」と表現する様子も見られました。子どもたちの感じたことに寄り添いながら受容的に関わることを大切にし、また、十三夜やお月見について身近に感じられるよう「お月様がきれいに見えるときにこのお月見団子を飾るんだよ」「お団子もちもちしているね」「本当だね、このお花はタンポポにも似ているね、菊というお花なんだよ。秋に咲くお花だね」等、丁寧に伝えていきました。子どもたちも“お月様”という言葉に興味を示し、外が暗くなってくると窓の外を指差し「あ!お月様!」と言って月が見えることや装飾を観察したことを思い出すようにして伝えてくれる姿がありました。今後も子どもたちの気付きや発見に対して温かく応答してまいります。

 

そら組では子どもたちが玄関で装飾があることに気が付くと「何かある!」「見てみようよ」と興味を示していました。お団子に触れながら「柔らかいね」「美味しそう」と感じたことを言葉にしたり、花の匂いを嗅いでみたり、色の違いを発見すると「白いよ」「こっちは黄色だね」と伝え合う姿がありました。秋には十三夜という日があり、お団子やススキを飾るということを伝えていき、季節の行事にも興味が持てるよう関わりました。その後の散歩では「さっきのお花あるかな?」「ススキってこれ?」と探索する姿もありました。子どもたちの興味に寄り添って「どんな形だったかな?」と一緒に考えたり、保育園に戻った後に植物図鑑を見て、興味が深まるよう関わっていきました。