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2023.06.02

【つき組】ごっこ遊び

 

最近つき組では、室内遊びでの探索活動が活発になってきました。この時期の子ども達は、身近な大人の行動や使っているものに魅力を感じ「自分でもやってみたい」と試そうとする姿が見られるようになっていきます。

 

こちらはおままごと遊びの様子です。

おわんやボウルにチェーンリングやフェルトの食材を入れてお料理をしています。出来上がると『できた』と保育者と目を合わせて『いただきます』と手を合わせる姿も見られています。自分で口に運んだあと、保育者の口にも『どうぞ』と運んで食べさせてくれることもあり「おいしいね」「何が入っているのかな?」など丁寧に言葉を添えて関わっています。保育者とのやり取りの中で「あちち!」「シャキシャキ」「すっぱーい!!」など熱さや音や味覚の表現をする姿も見られるようになってきました。

 

他にも、別の容器に移し替えたり、フライパンやお鍋で混ぜたり、お米を研ぐような手つきで混ぜたり、盛り付けたり、包丁で切ってみたりなど様々な姿が見られています。実際に見たことや経験と結び付けながらイメージを膨らませているのですね。

 

 

少しずつ自己実現欲求が芽生え、自分がしてもらったことを赤ちゃん人形に対して行う姿も見られています。

近くで寝ていた赤ちゃんに興味を持ち「赤ちゃん」と保育者の元へ。「赤ちゃん起きたの?」と聞くと「赤ちゃん起きた」と伝えていました。「赤ちゃんお腹すいてるのかな」という保育者の呟きに、ハッと何かを思い出したのか椅子を用意し赤ちゃんを座らせてご飯の準備が始まりました。忙しそうに準備をする姿や「どう?おいし?」と顔を覗き込む姿は、まるで赤ちゃんのお母さんを見ているようでした。

 

その様子に興味を持ったお友だちがいました。何をするのかなと見守っていると、「これと~、これと~・・・!」と赤ちゃんの目の前に一つずつ食材を並べていました。ぎゅーっと優しく抱き上げる姿も見られ温かい気持ちになりました。

 

 

子ども達の表情に注目してみるとどの瞬間も『夢中』で遊んでいます。イメージを共有できることは子ども達にとっての喜びであり、さらに探求心を持って関わっていく姿に繋がっていきます。子ども達の世界に少しお邪魔しながらどんなことをイメージし、どんなことを感じ取っているのか、心の声に耳を傾けていきたいと思います。