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2023.04.20

☆4月の行事食☆

新しいクラスにも少しずつ慣れてきた子どもたち。

春の日差しの中で園庭遊びを楽しんでいます。

 

 

さて、今回は行事食についてお伝えしたいと思います!

保育園では、子どもたちに食事からも季節や文化を感じてもらいたいという思いから、毎月1回行事食の献立を提供しています。

今月は「春の行楽」にちなんだ行事食でした。

メニュー

・ご飯

・鶏肉の梅風味

・春野菜のじゃこ炒め

・若竹汁

 

(ほし組)

   

まず初めに、スープに手を伸ばしていました。手を入れて具材のわかめや筍を掴もうと一生懸命でした。

つかもうとしてもなかなか掴めなくて苦戦していましたよ。

 

やっとの思いで掴むと口元に運び指を使って口の中に入れていました。「おいしいね」というと保育者の顔をじーっと見ていました。

 

主菜や副菜、主食と次々に自分で食べたいものに手を伸ばしています。まだ、自分で食べる姿は少ないですが温かな関わりの中で、楽しく食べる経験を積み重ねていき自分で食べようとする意欲を育んでいきたいと思います。

 

 

(つき組)

 

     

 

お肉が好きな子が多く、主菜の鶏肉から食べ始める子が多かったです。手づかみ食べが食べやすい子、スプーンを使った方が食べやすい子など、それぞれが食べやすい方法で、食べたいものから自分で手を伸ばし、食べていました。

アスパラガスや筍といった歯ごたえのあるものもしっかりとかんで食べていました。また、どんなものが入っているかよく見ながら食べていて、食べる前に保育者に見せてくれる姿もありました。

普段あまり見慣れない食材もありましたが、「おいしいよ」と保育者が言うと食べてみようという気持ちになり口に運ぶ姿も見られました。

 

(そら組)

 

       

 

主菜の中に入っていたゆかりが海苔に見えたようで「のり?」とつぶやいていました。「海苔と似てるね」と共感した後、「食べてみたらどんな味がするのかな?」と話をしました。

すると、疑問に思いながらも口に運び、口に入れてみると美味しかったようで目を見開き「おいしい!!」と感動した気持ちを伝えてくれました。これも愛着形成があるからの姿ですね。

そのやりとりを見ていた周りの子どもたちも興味を持って食べ始め、残さず食べていました。

 

 

行事食では、旬の食材や伝統的な行事にちなんだメニューを提供しています。

そのため、普段あまり食べ慣れない食材、子どもたちの口には合わないようなメニューなどが入る場合もありますが、今回のように保育者の働きかけで美味しさに気付いたり、口へ運ぶことができたりと、それぞれの発達段階に応じて、食文化に触れることができているようです。

また、同じように毎月行っている室内装飾で行事食の食材と同じものを展示することも多いため、本物に触れ、さらに興味や関心が深まっている姿も見られます。

ご家庭でも、同じメニューや食材が食卓に上ることがあれば、保育園での経験とつなげて、お子さんと一緒に楽しんで頂きたいと思います。