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2020.03.07

3月の室内装飾

今月の室内装飾のテーマは、『ひなまつり』です。ひな人形(お雛様、お内裏様)・桃・ゆきやなぎ・菱餅・ひなあられを飾りました。

古くから日本には三月の上旬に人形(ひとがた)に身体の穢れを移し、海や川に流す風習がありました。流しひながそれにあたりますが、やがて白い布で作られた幼児型のぬいぐるみがお守りとして枕元に置かれるようになり、次第に美しい衣装が着せられて、手の込んだひな人形となっていきました。

ひな人形を比々奈(ひびな)といって玩具として飾り立てて祝うひな祭りは室町時代から江戸時代にかけて貴族や武家または上層農民の間でかたち作られたと言われています。ひな壇に鎮座する形での人形が一般に広まったのは、江戸時代中頃と言われています。

菱餅の三色は、桃色は「魔除け」、白は「清浄」、緑は「健康や長寿」をそれぞれ意味します。菱形は心臓を現していると言われ、親の娘に対する健康や長寿を願う気持ちが込められています。

ひな人形を見るなり「おうちに同じのあるよ!」「ちっちゃいのある!」と教えてくれたり、じっと珍しそうに見つめたりする子ども達。

「何を着てるの?」「これは何?」と、お雛様とお内裏様が着ている物や身に着けている装飾品に興味津々です。

お雛様の冠をちょんちょん、と指で軽く触れながら「きらきらだねえ」と話したり、桃の花を見て「お外で見たことある!」と気付いたことを伝えてくれました。

菱餅は、「おもちだよ」と伝えると、「お正月もおもちだったね」と話したり、鏡餅にも同じようなヒビが入っていたことを思い出して、見たり触ったりしていました。

三色の色の意味についても「悪いことから守ってくれる」「きれいにしてくれる」「元気に長生き」とわかりやすい言葉に置き換えて説明すると、うんうんと頷きながら聞いている姿もありました。

これからも、子ども達が災いから守られ、健やかに毎日楽しく過ごし成長していくことを願っています。