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2020.11.16

11月の室内装飾「七五三」

  

 11月15日は七五三の日です。現代のように、医療が発達していなかった時代では幼い子の死亡率がとても高く、「7歳までは神の子」と言われていました。言葉を理解し始める3歳頃から乳歯の生え変わりがある7歳頃までは、成長に伴い特に病気になりやすい年齢であると考えられていたため、子どもの健やかな成長をお祈りするための行事として七五三の儀式がおこなわれていたのです。

七五三は、子どもが無事に育っていることへの感謝を伝え、また、これからの成長を願う意味があります。

 

「七五三」をテーマに玄関には千歳飴とお赤飯を飾りました。

千歳飴は、子どもの健やかな成長と長寿を祈る気持ちを込め、それにあやかり長い飴の棒が作られたと言われています。名前にもなっている「千歳」という言葉は「千年」を表しているため「長い」「長生き」「めでたい」等の良い言葉とされていました。また、千歳飴を入れる袋には縁起のいい「寿」の文字や「松竹梅」「鶴と亀」などが描かれており、ここにも長寿への願いが表れています。

 

お部屋に持っていくと「お豆のごはんだ〜」とお赤飯を近くで観察したりつんつんと指で触ってみる姿がありました。「ごはんたべるよ!」とパクパク食べる真似をして楽しんでいました。

  

行事の本の「七五三」のページに千歳飴の作り方を見つけ、「こうやってやるの?」とコロコロ手で転がすように作る真似を始めた子もいました。

「長いね!お鼻みたいだよ!」と鼻にくっつけてみたり、「ピンクの飴は甘いの」と色や味の会話も保育者に伝える姿もありました。そらぐみさんの中には「〇〇ちゃん、七五三やったよ」とお話しする子もいました。

 

 「七五三」を通して子ども達の成長を願い、子ども達自身が自分の身の周りの大人から愛情を沢山受けていることが実感できるような温かい関係性を築いていけたら幸せだなあと思います。