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2020.10.30

10月の室内装飾

 

今月のテーマは、『十五夜と十三夜』です。栗・柿・月見団子を飾りました。

 

十三夜とは、旧暦で毎月13日の夜のこと、特に9月13日の夜を指します。

十五夜の約1か月後であることから、「後の月」ともよばれます。

新暦では、十五夜と同様に十三夜も毎年違う日になります。

 

2020年の十三夜は、10月29日でした。

 

十五夜(中秋の名月)は新月から数えて15日目で満月、または満月に近い月。収穫した芋を供えることから「芋名月」ともいいます。

 

十三夜は新月から数えて 13日目で、満月には少し欠ける月です。栗や豆の収穫の時期のため「栗名月」「豆名月」ともいいます。十五夜と同じように、栗や大豆、果物など秋の実りとともに月見団子をお供えします。

 

十五夜は中国から伝わってきましたが、十三夜は日本で生まれた風習だそうです。醍醐天皇が月見をしたのが始まりとも、宇多天皇が十三夜の月を愛でたのが始まりともいわれています。

 

ほし組さんは、すぐに柿に手を伸ばし、持ってみると”あれっ、重たい…”という表情をしていました。

 

重たさを感じながら、お友達に渡したり渡されたりのやりとりをし、表情からも慎重に持っているのがわかりますね。

 

つき組さんも、興味津々で手を伸ばします。

 

手の平でギュッと握って、握りこぶしに収まる栗が特に気に入り、それぞれ1個や2個、しばらくそのまま持っていたり眺めたり、表面を指で撫でたりしていました。

 

思い切り触るとちょっと痛い、栗のイガも、じっと観察したあと、そっと手を伸ばし、指先でつまんでいます。

 

そら組さんは、見るなり

 

「あっ、栗でしょー?」

「これ柿だよね!」

 

など、すぐそれが何なのか言葉にしたり、「柿、給食で食べたよね!」と、保育園でのおやつで柿を食べた時のことも思い出していました。

  

そら組の部屋の窓から見える、あそびの森にある柿の木を指差し、「あれとおんなじ!」と教えてくれる姿もありました。

 

「これはなにー?」と指差した先にあったのは、月見団子。

 

「月見団子っていうんだよ」と答えながら、『十三夜』についても「まん丸ではないけど、きれいなお月さまを見る夜」と伝えました。

 

月見団子を、ラップ越しに人差し指でツンツン、と触りながら、「ふわふわしてるね」「やわらかいね」と子どもたち。

 

中には「おいしいの?あまいの?」と言葉にする姿も見られました。

 

それぞれの物を飾る意味や由来について知りながら、見た目や感触など五感を使って感じたり、感じたことを言葉にしたりすることを、これからもたくさん経験していけるようにしたいと思います。