2020.09.29
9月の室内装飾
9月(長月)の装飾

~秋分と彼岸~
彼岸
浄土教の思想では、極楽浄土は遥か西のかなたにあると考えられている為、太陽が真西からのぼって、真東に沈んでいく秋分と春分の日はこちらの世界である此岸(しがん)と仏様の世界である彼岸が最も近く通じやすくなり、ご先祖様への思いも最も通じやすくなるのではないかという思想が生まれ、お彼岸にご先祖様の供養のためにお墓参りをするという行事が定着していったようです。秋のお彼岸は秋分の日を中日としてその前後3日間を合わせた7日間で、今年は9月19日が彼岸入り、22日が中日、25日が彼岸明けです。
彼岸花
曼殊沙華(マンジュシャゲ)とも言われます。曼殊沙華とは仏典に由来する言葉で、サンスクリット語で「天界の花」という意味を持っています。彼岸花は球根の食物で、葉より先に花が咲きます。8月中旬には球根の中で花を咲かせる準備を終え、最低気温が20℃前後にまで下がってくると、一斉に花茎を伸ばし花をつけます。今年の彼岸花の開花は少し遅めです。今年は、やはり暑い日が長く続いたということでしょうね。


お団子に一直線のほし組さん。
手に持って開けて、とアピールしたり自分で頑張ってみたりしていました。


彼岸花が気になったつき組さん。
「これなあに?」と言いながら指でつんつん。
ゆらゆらと揺れる様子をみて「びよーんてしたー」と教えてくれました。
お団子を渡すと「おいし?」と尋ね、そうだね先生はこれ好きだなあと返すと「ふーん」と興味深そうに眺めていました。
そら組さんは「なんでおだんごがおいてあるんだろう」と不思議そうでした。
お花を手に持ち「かたい」「ふにゃーってならない」「あか、(じぶんのふくと)おんなじだあ」と感じたことをお話ししてくれました。
台風後気温が下がり、夜になると虫の声が聞こえるなど、一気に秋の気配がしてきましたね。
たくさんお散歩に出かけ、子どもたちといろんな秋を見つけたいなと思います。