2020.06.19
あそびの森
梅雨に入り、雨の多い時期となりましたが、晴れた日の陽射しに初夏の訪れを感じています。
先日、3歳児、4歳児、5歳児の子どもたちがあそびの森へ行きました。
今回はその時の子どもたちの様子をお伝えしたいと思います。

あそびの森は、系列園の「リトルスター保育園 さつきちゃんのおうち」の裏手に作られた環境です。
広々とした敷地には既製品がほとんどなく、様々な木々や草花、虫たちといった自然物にあふれていて、まさに「森」のような場所となっています。
こうした環境の中で、のびのびと遊びこんでいた子ども達。
自分が表現したいものに合わせた素材を自然の中から探し出し、納得する形になるまで試行錯誤を重ねる姿が見られました。

あそびの森に咲いていたツツジの花と水を使って、お料理を楽しんでいる様子です。
自然物を食材に見立て、保育者とイメージを共有しながらあそびを展開していました。

虫取り網を使って蝶やバッタなどの虫を捕まえては、「捕まえたー!」と保育者に報告をして、喜びや嬉しさを共有していました。
蝶の羽根に触れた指に粉がついていることに気付いたり、カマキリを見つけてどうやって掴めばいいのか考えたり、小さな命に興味津々のこどもたちです。

こちらの子どもたちは、パイプ繋げて水を流し、「ながしそうめん」を再現しようとしていました。
水が傾斜を下っていくことはあっても、自ら上っていくことはないことに気づき、「なんで上までいかないのかな?」と保育者と一緒に考えていました。
水の性質や重力といったものの働きに触れ、あそびの中で思考している姿は、真剣そのものです。
私達保育者は、こうした子どもが興味や関心を持ち、心や体を弾ませて取り組んでいる時の生き生きとした姿に、丁寧に寄り添っていきたいと思います。