NEWS

お知らせ

View More

2020.09.08

~廃材遊び~【にじ組】

 夏のなごりを感じながら、季節が秋へと変化していることに気づき、楽しんでいる子どもたち。 新年度に入ってから半分近くが過ぎ、あっという間に9月になりました。

さて、園では室内遊びとして、さまざまな廃材を使って遊んでいます。その中でも最近子どもたちが興味を示していた段ボールを使った遊びの様子をご紹介します。

 製作をしている子どもたちは、自分の中にあるイメージを形にすることを楽しんでいます。段ボールを見たときに、「お家にできそうだね」「私の家のお風呂みたいなかたち!」「段ボールを繋げたら長い電車になって、みんなで乗れるかもしれないね」等自分の身の回りにあるもの、体験したことについて子どもたちでやり取りをし、作る物を決めていく姿も見られましたよ。また、物作りをしていく中で、ノリやハサミ、テープ等の道具を使います。日々製作遊びを楽しんでいる子どもたちは、遊びに没頭し試行錯誤をする中で道具の扱い方や指先の使い方を学んでいきます。また、保育者が使い方をすべて伝えるのではなく、傍に寄り添って安全に楽しめる環境を整え、子どもたち自身の気づきを促しています。

 そして、道具を使うだけではなく、色と色とを組み合わせながら色彩を楽しむ姿も見られます!クレヨンや色鉛筆等で自分のイメージの色を組み合わせると、「あれ…緑になっちゃった」「あれ?おかしいな」「面白い」と偶然に重なった色がイメージと違った色に変わり、その様子に驚いたり思わず笑みがこぼれたりと子どもたちは遊びの中でたくさんの経験をしているのだと日々の関わりの中で感じています。

 廃材製作を通して、道具を使うことが物作りをしていく中で必要だということを知り、自然と指先や力の入れ方、物がどうやってできているか等の発見など、子どもたちが生きていく過程で必要な力が身についていきます。

 子どもたちの作るものは、今まで子どもたちが経験したことや、大切な思い出、こうしたいという強い意志が感じられます。その子どもたちの思いを十分に受け止め、個々に合った適切な関わりをしていきながら、製作遊びがさらに発展していくよう見守っていきたいと思います。