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2020.08.14

8月の室内装飾「お盆」

 

 今月の装飾のテーマは「お盆」です。日本の多くの地域では、8月13日〜16日がお盆の期間となっています。お盆は、先祖の精霊をお迎えして供養する期間のことです。お盆の時期には先祖が浄土から地上に戻ってくると考えられています。ご先祖様を1年に1回、家にお迎えし共にひと時を過ごして、ご冥福をお祈りし、先祖の霊を供養します。

  

 お盆の期間に伴い、玄関に精霊馬・精霊牛と盆踊りの写真を飾りました。「精霊馬、精霊牛」は、きゅうりとなすに割り箸などで足を付けて馬や牛を作ります。それぞれ精霊馬、精霊牛といいます。ご先祖様に「馬に乗って早く来てくださいね」「帰りは牛に乗ってゆっくり帰ってくださいね」という想いが込められています。また、ご先祖様は馬に乗って、牛には荷物を乗せるという説もあります。

  

 「盆踊り」は本来お盆に帰ってきた先祖の霊たちを迎え送るための念仏踊りとして始まった宗教行事で、誰もが参加でき先祖への思いを馳せ供養するための踊りだったため、今でも覆面やお面を付けて踊る所もあるようです。

 

 精霊馬、精霊牛を見た子ども達は、興味津々。ほしぐみ、つきぐみの子ども達は、割り箸の付いた足の部分をじっと観察したり、実際に手に取りきゅうりやなすの感触を確かめたりしていました。

そらぐみの子ども達は「お馬さんと牛さんだよ」と伝えると馬と牛の黒子になり、「あっちへ行こうよ」「うん」などとお友だち同士でやりとりを楽しむ姿も見られました。

 「みんなのおじいちゃん、おばあちゃんが乗って帰ってくるよ」の話しには不思議そうな表情が見られ、子ども達にとっては少し難しい風習ですが、この装飾を通してご先祖様の存在を知るきっかけになっていったら素敵だなと思います。

 

 暑い日が続いていますが、熱中症や体調に十分気を付けながら暑い夏も元気に乗り切りましょう!