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2021.01.13

鏡開き

   

鏡餅には、お正月の期間を過ぎたら「鏡開き」を行い、年神様にお供えしていた鏡餅をおろして食べ、新年の無病息災を願うという習慣があります。鏡餅を食べる時期は、「松の内」と呼ばれる年神様が各家庭にいる期間が過ぎてからとされ、関東では1月11日に行われることが多いです。

  

「鏡」は、太古の日本では鏡には神様の力が宿ると考えられており、餅の丸い形と昔の日本で使われていた丸い形の鏡の形が似ていたことに関係しているようです。 

 

また、「割る」ことを「開く」というのは、武家社会では「切る」という言葉から切腹を連想して嫌っていたため、刃物を使わずに割っていたとされています。しかし、おめでたい日に「割る」という表現も演技が悪いということから、「運を開く」にかけて「鏡開き」と呼ばれるようになったようです。そのため現在でも、家庭や会社などで、年のはじめに鏡餅を供え、一年の健康と発展を願って供えた鏡餅を食べる「鏡開き」が正月の伝統ある行事として受け継がれているといわれています。

     

     

では、鏡開きの仕方を紹介します。

1.宿っていた神様に感謝の気持ちをささげながら、鏡餅をおろします。

2.飾っていた鏡餅の表面についたほこりやカビをふきんなどで丁寧に払い落とします。

3.木槌や金槌などでお餅を割ります。ずっと飾っていた鏡餅は固くなっているので少しずつ叩いてヒビを入れながら割っていきます。

4.割った鏡餅は、調理して残さず頂きます。一般的にはおしるこやお雑煮にして食べることが多いです。

   

先日保育園の玄関に飾った鏡餅で、子どもたちと鏡開きをしました。

   

     

初めての経験の子どももいて、「このお餅固いな~。」「食べられるの?」と会話をしていました。保育者が鏡開きについて説明をすると、手で割ってみたり、叩いたりして割っていました。「神様のパワーが入っているんだね!」「お母さんやみんなが元気に過ごせますように!」とお願いをしている子どももいました。

      

今年も子どもたちや保護者の皆様が健康に過ごせますように。