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2020.11.20

つき組 赤ちゃん人形

今週は、つき組さんが赤ちゃん人形をお世話しながら遊んでいる様子をお伝えします。赤ちゃん人形を設置している目的については6月のブログにてお伝えしましたが、その後の子どもと赤ちゃんの関わる様子をご紹介します。この時期は他者への興味が芽生えて他者との関わりをもつようになるため、自分がしてもらったことや受けた愛情を模倣し、赤ちゃんに返すことで愛情の再確認をしており、人との関わり方にも繋がっていきます。子どもたちは自分の赤ちゃんや友達の赤ちゃんを認識していて、お友達のところに「〇〇ちゃんの赤ちゃん」と言って連れていってあげることもあります。食事、排泄、お風呂、睡眠と1日の生活の流れの中でお世話をして遊んでいます。

 

食事の場面では、ままごとコーナーでご飯を作り、赤ちゃんを隣に座らせて一緒に食べることを楽しんでいます。シェイカーにチェーンリング等を入れてミルクを作って飲ませていることもありますよ。「ミルク飲もうね」と声を掛けたり、「ミルク口についてるよ」とバンダナで口を拭いてくれています。

排泄の場面では、「うんち出た」と言って服を脱がせ、バンダナをおしり拭きに見立てて拭いてあげています。「スッキリしようね」と声を掛けながら拭いてあげていて、保育者が排泄時にしている声掛けを模倣しているようです。

ボウルを浴槽に見立てて赤ちゃんをお風呂にいれて遊んでいます。プラステンをボウルに入れてお湯に見立てたり、スポンジを使って体を洗ってあげたりと玩具を使って様々な工夫をしながら遊んでいます。お風呂から上がったらバンダナで体を拭いてあげていました。

おんぶひもを使って赤ちゃんをおんぶしていることもあり、ただおんぶするのではなく、体を揺らしてあやしてくれています。絵本コーナーに連れていって赤ちゃんに布団をかけてトントンしたりと本当の赤ちゃんのように接しています。

 

毎日一緒に生活する中で、親しみをもって丁寧にお世話をして遊んでいますね。身の回りの玩具を使いながら様々な遊び方を発見していて、子どもの発想には驚かされます。今後も保育者が適度に介入しながら、嬉しい時や悲しい時も赤ちゃんと一緒に過ごしてさらにより良い関係を築き、ままごと遊びを発展させていきたいと思います。