2020.08.22
【ゆめ組】おみこし
厳しい暑さが続き、戸外では蝉の鳴き声が聞こえています。
今回は、5歳児の子どもたちが作ったおみこしを紹介します。
今年の夏まつりは新型コロナウイルス感染拡大予防のため、皆が集まっての実施は中止となりましたが、日本の伝統や文化に親しめるよう、年齢に合わせた方法で子どもたちに伝えています。
ゆめ組さんは、各地の伝統的なお祭りの写真とともに、日本地図と、そのお祭りはどんなことを願うために行われているのか、おみこしとはどんなものか、などの意味も添えて、クラスに掲示しました。
「青森県、行ったことあるよ。ここだよね」と日本地図を見ながら話をしたり、「おみこしって神様が乗るんだって」「どうやって乗るのかな」「この赤いのなんだろう」と夏祭りの意味や、伝統的な道具に興味を持つ様子が見られました。
そうしたなかで、おみこしに興味を持った子どもたちが、保育者とともにダンボールを使って自分たちのおみこしを作りました。
「ここが入口ね」と教えてくれた場所には、神様が入っていく鳥居が描かれていました。
金銀の折り紙をちぎったものや、広告や雑誌から切り取ったものを貼り付けて作った自分たちだけのおみこしを、子どもたちなりに大切にしようとする姿も見られています。
屋根が取れて壊れてしまったり、屋根の上についている鳥の飾りが取れそうになると、テープを使って貼り付け、何度も直しては担いで歩いていました。
おみこしを作ったり担いで歩く中で、子どもたちは気の合う友達と心を通わせて遊ぶ楽しさを感じています。
また、そうした年長さんの姿を見て、ひかり組さんやにじ組さんもおみこしに興味を持ち、見に行ったり、実際に自分たちで作る姿が見られています。
子どもたち同士で協力して作ったおみこしを、ぜひ子どもたちと一緒にご覧になってみてください。
こうした伝統行事に触れたり親しむなかで、子どもたちは自分が社会と繋がっているということを少しずつ意識していきます。
今後も日本の伝統文化を伝えていくことで、子どもたちの体験が豊かになるように配慮していきたいと思います。