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2020.10.09

【ほし組】探索活動

   

 今週は0歳児クラスほし組の様子をお伝えします。

  

 子ども達は、保育者との安定した関係を拠りどころにして色々なものに触れたり関わったりして興味や好奇心を高めていきます。何かをじっと見つめたり、手にしたものを何度もあれこれ試してみたりする中で、不思議さや楽しさ等を感じ、さらに自分から関わろうとする意欲が育まれていきます。

  

各お部屋にはその子ども達の発達に合った触れてみたいと思うような環境の設定を行い、探索活動が十分に出来るよう関わっています。最近ではおままごとコーナーに設置した玩具に興味を持って遊ぶ姿が見られています。

見立て遊びが出来るような色々な色のフェルトの具材や、チェーンリングをレンゲですくっています。すくいずらい物では「道具のせいですくえない」という葛藤ができてしまうので扱いやすさも配慮しています。色々試して、自分ですくえた時には保育者と目を合わせていました。「すくえたね」と目を合わせて共感的な声を掛けると何度も繰り返し行っていました。子ども達一人ひとりの表情や動き、声、目線を観察して、一緒に感じ取ることを大切にしています。

他の子どもに対しても関心を持ち始め、お互いに興味を示す姿が見られています。同じものを見つめたり、同じ玩具を手にしたりするなど、物を介したやりとりも見られるよになっています。「あーん」とすくった具材を保育者やお友だちに食べさせる姿がありました。そうした際に声を掛けて子ども同士の仲立ちをしていくことで子ども同士の関わり合いの育ちに繋がっていきます。

   

 戸外活動でも子ども達が感じ取ったものを一緒に味わう経験の積み重ねを大切にしています。表情や行動等から集中してあれこれ試している時には過度に声を掛けることはせず、見守るようにしています。声を掛け過ぎることで十分に遊び込んでいる世界観を壊さないことも配慮しています。

落ちていた石を見つけ、たまたま近くの遊具に当たったことで「コン!」と音が鳴りました。その瞬間表情が変わったので見ていると、コンコンと更に音を鳴らして楽しんでいました。それを見ていた子も真似をし始めていました。

  

拾った植物や石を隙間に落としてみると「ポチャン」と水の中に落ちる様子を繰り返し楽しむ姿や、大きな葉っぱを手に取りちぎることを楽しむ姿も見られました。

  

 音や動き、ものの形、色、手触りなど五感を使って感じ取ったり、保育者と発見を共有する時間は子どもたちにとって満足を得る時間です。これからも子どもの主体性を尊重した時間を積み重ねていきたいと思います。