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2020.09.11

【ひかり組】クッキー作り

 まだまだ暑い日が続き、わきたつ入道雲に夕立を待ちわびてしまいますね。

 

 9月8日火曜日に、クッキー作りを行いました。

 2歳児から5歳児の子どもたちが参加し、どのクラスもバターの香りや生地の柔らかい感触、変化を楽しみながらクッキングに取り組んでいました。

 今回のトピックスでは、4歳児の子どもたちの様子を中心にお伝えしたいと思います。

 

 うどん作りを経験していたこともあり、当日の朝、クッキー作りの道具が運ばれてくると、気が付けば子どもたちが自分で身支度を整え始めていました。

 エプロンと、マスクと、手洗い消毒と…と準備をしていく子どもたちの表情は、これから行う工程への期待でいきいきとしていましたよ。

 

 クッキングは、まず材料に触れるところから始めました。

 砂糖の粒の大きさや感触、バターの硬さや匂い等、子どもたちは指先や視覚、嗅覚といった五感を使って食材を観察していきます。

 バターと砂糖を混ぜていく過程で、少しずつバターが溶け始めると、「なんだか油っぽい!」といった声が聞こえてきました。子どもたちの発見に私達保育者も寄り添いながら、油のようにぬるぬるする感触や、硬かったバターが柔らかくなる変化など、食材の面白さや不思議さに共感していきます。

 

 

 小麦粉を入れて生地ができあがると、今度は麺棒を使って伸ばしていきます。

 麺棒に生地がくっついてしまうことに気付き、どうしたらいいのか子ども達自身で考える姿がありました。保育者が生地と麺棒に粉をまぶしていることに気付くと、自分たちも粉をつまんで生地に振りかけていて、子どもたちの観察力や試してみようという意欲に驚かされます。

 

 

 生地を伸ばした後は、型抜きを行いました。

 様々な形のクッキーを作ろうと、子どもたち同士で型を交換し合う姿も見られましたよ。

 

 

 最初は型から生地を取ることがうまくできず、「また壊れちゃった」「あれ、取れない」と困惑した様子を見せていましたが、保育者からの援助を受け少しずつコツをつかみ、「見て!お星さまのクッキーだよ!」と嬉しそうな笑顔で見せ合っていました。

 

 子どもたちが型抜きまで行ったクッキーは、調理室で焼いて、おやつの時間に提供しました。

 自分たちが作ったクッキーということもあり、美味しさも一入のようでした。

「色が白いクッキーはフワフワで、茶色いクッキーはサクサクしているね」と色と硬さの関係に気付く姿もあり、食への関心も高まったように思えます。

 

 今回のクッキングの経験をあそびに反映することができるよう、保育室のあそびの環境を整えていきたいと思います。