2026.03.31
【つき組】1年を振り返って
もう早いもので保育園に入園してから1年が経とうとしています。
初めは不安の中様々な気持ちを泣いたり、声に出したりして表現していた子ども達。一つひとつ丁寧に答えていく中で保育者に安心感をもち、保育室の探索から好きな遊びを見つけていました。安心できる環境の中あそびの一つとして自分が大人にしてもらったことを赤ちゃん人形に模倣しています。最初は抱っこやおんぶから始まり段々と模倣が具体的になっていくと保育者や保護者の言葉を真似ながら赤ちゃん人形に「美味しいね」「すっきりしたね」と声を掛けながら食事の介助をしたり、赤ちゃん人形に「口を開けて下さい」「痛いですね」等身近な大人の模倣だけでなく自分が経験した事をお医者さんになり再現する姿もありました。最近では赤ちゃん人形と一緒にお散歩に行く姿もあります。

ままごと遊びでは最初はフェルトを取り出したり、口に入れたりして玩具の確認をしていました。調理室を実際に見に行くことでフライパンで炒める姿や包丁で食材を切る姿を知り、道具の使い方や食材のイメージが広がり、「先生さっきこうやってたよね」とフェルトをフライパンに入れお玉を使って動かし炒める動作を模倣していました。調理過程を見ながらやり取りを広げたり、実際に食材に触れる経験から昼食の際に思い出し食べてみようと口にする姿もあり食への興味に広がっていることを感じます。

積み木では最初は音を鳴らしたり手で触れる中で積み木の形や、どんな音が鳴るかを確認していました。形を知っていく中で段々と電車や家に見立てたり、プラステンを使用してケーキのトッピングにしたりとイメージを膨らませていました。

絵本では一対一の関わりを大切にする中で絵本や図鑑を通して自分が経験した事を単語や言葉、指さしなどで伝えてくれました。その際に保育者が言葉で代弁することで受け止められた心地よさからより伝えようとする姿が見られたり、言葉を真似て繰り返す姿がありました。

生活面では散歩前の支度や食事前後の身の回りのことから少しずつ自分でやってみたいという思いが見られるようになってきました。
最初は保育者と準備する物や片づけるもの等確認しながら一緒に行っていました。次第にやり取りの中で見通しを持ち始めると何が必要か自分で気づき持ってこようとしたり「帽子持ってくる」と保育者に伝えたり「自分で」という様子が見られるようになってきました。自分でできるようになった事に自信がつき「みて!」とやってみようとする姿や、できるようになった姿を言葉や表情で教えてくれることも増えてきました。

散歩前の支度や着替えの際には、袖に手を通したり、頭を出したりと簡単な所から「やってみたい」「できた」が増えていきました。難しい時には「出来ない」「やって」と手伝ってほしいことを言葉で伝えてくれたり、「ん~」と表現していたりと、やり取りの中でも子ども達の成長が見られました。

子ども達が心地よく過ごせるように環境を整え介助を行う中で、子ども達も清潔でいることや整った室内で過ごす事に当たり前を感じる姿も見られるようになっていきました。鼻水が出た時には保育者が声を掛けてからふき取る事を繰り返す中で自分でやってみようと一緒に手を添えたり、「ティッシュとって」「鼻水出ちゃった」と伝えてくれることも増えていきました。また、遊びの中では保育者が片付けを行っていると「〇〇もやるよ」「ないなーい」と子ども達も模倣しやってみようとする姿も見られてきました。「踏んだら痛いからお部屋綺麗にしよう」「食べ終わったから洗っておくね」と片づける理由を呟いたりままごと遊びの中で片付けの模倣を一緒に楽しんだりしながら心地よく過ごせる工夫を行っています。

来年度も子ども達の「やってみたい」「なんで」等の興味関心に気づき環境を整えながら発達に添った保育を行っていきたいと思います。また、新しい環境への不安や期待等子ども達の様々な思いを汲み取りながら安心して過ごせるよう受け止めていきたいと思います。