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2025.11.14

11月室内装飾【七五三】

今月の室内装飾では、七五三をテーマに『千歳飴、赤飯』を用意しました。

 

 

七五三:3歳で行う『髪置き(髪を伸ばす儀式)』5歳で『袴着(袴をつける儀式)』7歳で『帯解き(着物を留めている紐を帯に変える儀式)』を元にしていると言われています。

子どもが無事に育ったことへの感謝の気持ちやこれからの子どもの成長を願う意味が込められています。一般的に男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳にお参りを行います。

千歳飴:元気に長生きできますようにという意味が込められています。

 

保育室に掲示してあるカレンダーに保育者が七五三の予定を書き込み、『七五三だよ、一二三』の絵本を見ながら話をすると、着物に興味を持って「なにきてるの?」と聞いたり、千歳飴の袋に鶴と亀が描かれていることに気付き「かめさんいる!」「なんでとりさんいるの?」と疑問を持つ姿がありました。

「みんなが元気に大きくなったことをお祝いするんだよ」「鶴さんと亀さんは長生きなんだって、だからみんなも鶴さんと亀さんみたいに長生きできますようにって意味があるんだよ」と保育者が行事の意味や縁起物について話すと耳を傾けています。

 

子どもたちとのやりとりの中で千歳飴を入れる袋を作ることを提案し、画用紙で作った袋を用意すると、クレヨンで好きな模様を描いています。絵本や本物の袋を見本として置いておくと、「ツルとカメがいる!」「ぴんくがいい!」などと観察して模倣しながら描く姿が見られたり、自分や家族の顔、水玉模様など思い思いの模様を描いていました。

 

袋が完成すると千歳飴を入れたいと話す姿があったため、白とピンクの画用紙で細長い筒を作り飴に見立てると「3さいだから3ぼん!」などと話ながら袋に入れ、嬉しそうに持ち歩いていましたよ。

 

室内装飾として飾られていた赤飯や千歳飴も観察しました。「あかい!」「いいにおいする!」「これなに?」とあずきに興味を持って観察したり、実際に触ったりして「べたべたする!」と感触を確かめたりしています。「長生きできますようにって長い飴なんだよ」「赤はおめでたい色なんだよ」と実物を見ながら由来などを伝えています。

 

保育者や友達と一緒に製作したり観察したりしながら七五三という行事を知っていくことで、子どもたちも自分自身の成長の節目を感じられる時間となったようです。