2025.10.10
10月の室内装飾
10月の室内装飾は「十五夜」にちなんでお月見団子を飾りました。
十五夜とは、1年で最も美しいとされている「中秋の名月」を鑑賞しながら、収穫などに感謝をする行事です。
十五夜のお供え物の中で最も有名なのが、お月見団子ではないでしょうか。
月見団子は収穫物であるお米を使って団子にすることで、農作物の豊作を祈る意味や、お米が無事に収穫できたことを感謝する気持ちなどが込められているのだそうです。
丸い月見団子は、満月に見立てたものです。お供えする際は、三方や皿に白い紙を敷き、十五夜にちなんで15個(または5個、あるいはその年の満月の数)を盛ります。
月見団子をピラミッド型に重ねて、1番上の月見団子を空(天)に向けることで、豊作だったことへの感謝の気持ちや、来年の五穀豊穣への祈りを月まで届けようとしていたとされています。
お供えした後の月見団子を食べることで、月の力を分けてもらうことができると考えていました。
月見団子を食べると、分けてもらった月の力によって、幸せになったり健康になったりすると信じられていました。
装飾したお月見団子はそら組さんが作ってくれました。
その時の様子を紹介します。
普段、小麦粉には触れていましたが、お団子を作るにあたって初めて白玉粉に触れました。
小麦粉とは違った感触の違いに気づき、手でつぶしてみたり小麦粉では感じられない音も発見し、
ボウルを揺らしてみたりと、五感を使って十分に白玉粉の感触を楽しんでいました。
感触を楽しんだ後は水を入れて生地にしていきます。
『耳たぶくらいの柔らかさにするんだって』と保育者から教えてもらうと、自分の耳たぶに触れて確認しながら
作る可愛らしい姿がありましたよ。
形は丸だけではなく、細長い物を作ったり粘土あそびの経験を活かした形を作っていました。
作ったお団子は、みんなで大事に運んで調理員さんに茹でてもらいました。
茹でてもらったお団子に触れてみると「ぷにぷにする!!」「やわらかいね~」と茹でる前との感触の違いを
感じて、言葉で表現しお友だちや保育者と共有していました。
保育者が『玄関に飾ろうかな、、』とつぶやくと、「なんで飾るの?」と疑問に思う姿が見られました。
保育者が飾る理由を説明すると、子ども達なりに納得したようで「飾りたい!!」「一緒に行く!」と伝えてくれました。
子ども達の疑問に答えることは時に難しいこともありますが、疑問に思った気持ちを大切に
今の子ども達に合った説明や経験を一緒にしながら日本ならではの行事や文化を伝えていきたいと思います。
この日は十五夜にちなんで、お給食やおやつも行事食でした。
つき組の子たちも季節ならではの食事を楽しみました!