2025.10.14
【つき組】積み木遊び・10月室内装飾<お月見>
今週はつき組の積み木遊びの様子についてお伝えします。
初めは、積み木に触れてみたり、持ってみたりする様子が見られ、大きさや音、重さ等を感じながら観察や研究を繰り返していました。
満足するまで観察した後は次第に箱から出し入れをしたり並べてみるなど遊び方が少しずつ変わっていきました。
保育者が積み木を数個積み上げてみた所、その様子に興味を持った子どもたち。模倣して、じっと積み木を見つめながらゆっくりと慎重に積み上げてみる姿が見られました。数個積み木を積み上げると保育者とアイコンタクトをし「沢山詰めたね」「高くなったね」とやり取りをしています。その後、自ら拍手をする姿から子どもたち自身達成感を感じ、喜んでいるのだと伝わってきます。
保育者の模倣から積み木を横に並べていく子どもたち。段々と横に並べた積み木を好きな乗り物に見立てる姿も増えてきました。「電車!」と言いながら並べた積み木を指さし作った物を教えてくれています。
保育者とのやり取りを重ねていく中で伝わったと感じた子どもたちは「しゅっしゅっぽっぽー」と言いながら電車を走らせたり、プラステンを利用し積み木に乗せることで電車の色や貨物に見立て自由にイメージを表現する姿が見られるようになりました。
「お家作る」と作る物をイメージしてから積み木を積んでいく姿も見られるようになりました。作ったお家を指さし「パパ、ママ」と誰と一緒に過ごしているのかを教えてくれています。
作る物も大きくなり使う数が増えたり、1人で沢山使いたいという今の発達段階に合わせ一人ひとりの空間で楽しめるように9月から積み木の数も増やし、必要のない葛藤がないように環境設定をしています。今後も子どもたち一人ひとりがイメージを自由に表現し、それを形にしていけるようやり取りや、必要に応じて援助していきたいと思います。
今月の室内装飾のテーマは【お月見】です。お月見の由来は、中国がはじまりです。日本では最初、月をみて楽しむだけでした。次第に稲(お米)が無事にできたことを喜び、感謝するようになったと言われています。今では、一年で一番月が美しく見える季節に月をみながら秋の収穫物に感謝する日、という意味でお月見をするようになりました。
月見団子はお団子をまんまるの月に見立てています。お団子を十五夜にちなんで15個つくり、三方(さんぽう)と呼ばれる台に高く積み上げることで、月に感謝の気持ちを表現しているのです。ススキを飾る理由は、2つあります。1つは秋の収穫物としてお供えするのに稲穂がまだこの時期はできていないことから穂のでたススキを使っていること。もう1つは悪霊や災いを追い払うという意味があります。
玄関にはお月見団子とススキを飾りました。子どもたちにもわかりやすい言葉で興味を持った時に説明をしています。
毎月の室内装飾から少しずつ日本の文化等に触れていけたらと思います。