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2025.04.12

【4月室内装飾】清明・穀雨

今週は4月の室内装飾「清明・穀雨」についてご紹介します。

清明(2025年は4/4)は、二十四節気の一つでその名の通り、万物が清々しく生き生きとした様子を表しています。春の柔らかな陽光を受けて、桜の花などが明るく輝くこの時期は、1年のうちでも特に華やかです。

穀雨(2025年は4/20)は、二十四節気の一つで春を表す最後の節気となります。この時期に降る雨は「百穀春雨」とも言われ、農作物にとっては恵みの雨となります。そのため、昔は穀雨に合わせて田植えや種まきをし、稲などが育ってきた時期に雨が降って大きく育つと言われていました。

今月は、清明・穀雨の時期の旬と言われる野菜を飾りました。

筍・・・・・竹の地下茎から出てくる若い芽のこと。食物繊維が豊富で便秘改善に期待できる。また水分と一緒に体に不要なものを吸収し排出してくれるはたらきがある。

新玉ねぎ・・秋に種を蒔いた玉ねぎの収穫時期は5月だが、その玉ねぎを早採りしたもの。水分や甘みが多く生でもおいしい。

新じゃが・・収穫時期に採れてすぐに出荷されたじゃがいものこと。小ぶりで皮が薄くみずみずしいため、皮ごとおいしく食べられる。

ほし組では、装飾を持ってくると近寄り、触れる姿が見られました。じゃがいもは手に取って触れたり、手から離れ転がるじゃがいもを目で追ってみたりと興味を示していました。玉ねぎは皮がむける様子を観察したり、ツルツルな表面を撫でたりと感触を楽しむ姿が見られました。筍は見た目に驚いた表情が子どもたちから見られましたが、筍の表面を保育者が触れる姿を見ると手を伸ばし触れていました。「フワフワするね。」「大きいね。」と感じたことを言葉で伝えながら関わりました。身近なものや季節ならではのものに触れ、興味関心が深められるような活動・関わりをこれからも大切に行っていきたいと思います。

つき組では、子どもたちが見やすいよう保育者が装飾を近くに置くと興味を示し手を伸ばす姿がありました。保育者が「これは筍だよ。」と伝えると「のこのこ?」と子どもたちなりに自分の言葉で伝える様子がありました。また、一緒に野菜に触れながら「玉ねぎはツルツルしているね。」「じゃがいもは固いね。」と代弁しながら言葉でのやり取りを大切に関わっていきました。今後も子どもたちの興味を深められるよう関わっていきます。

 

そら組では散歩の際に玄関の装飾に気付くと「何これ?」「見たい!」と興味を示していました。装飾を子どもたちのそばに持っていくと「たまねぎ!」「おいもあった!」と分かる野菜の名前を元気よく保育者に伝える姿がありました。また、筍を持ち「これなあに?」と疑問を伝える姿もあり、「筍だよ。」と伝えると「筍?」と言葉を真似していました。筍・新玉ねぎ・新じゃがが旬の野菜であることや、旬の野菜は栄養が多く、甘みがあったり美味しいことも伝えると「そうなの?」と不思議そうに見る姿もありました。保育者とのやり取りだけではなく「重たいね。」「重いの?」「大きいね。」「うん、大きい!」と子どもたち同士でも共有する姿もあり、子どもたちの言葉を補いながらやり取りを見守っていきました。食材に触れる中で、季節を感じるだけでなく、食材の調理方法などにも興味が持てるよう関わっていきたいと思います。