2021.01.15
~鏡開き~
毎年、1月11日は鏡開きを行う日です。
年末に鏡餅を季節の装飾として飾り、園では、少し早く1月8日に子どもたちと一緒に鏡開きを行いました。
今回は、その時の子どもたちの様子を伝えていきたいと思います。

年末に飾った時から、「これは何?」と興味を示していた子どもたち。
保育者から「神様のためのお餅だよ」ということを伝えると、「お餅!」と玄関を通るたびに見たり、触れたりする姿がありました。
鏡開きをするのが初めての子も多く、保育者の様子や鏡餅の感触に触れて、目を輝かせていました。
鏡餅を開く際には、子どもたちも一緒に力を込めて「トントン」としてくれましたよ。

「あ!小さいお餅が取れた!」と少しずつかけらが出てくる様子に大興奮のつき組さん。

そら組さんでは、保育者が鏡開きをする様子を見て、「やってみたい!」と模倣する姿がありました。鏡餅を実際に叩いてみることで、お餅の硬さや開くときの感覚などが強く印象に残ったようで、開いた際には、「パリパリしたね!」「ばらばらになったね」とそれぞれが思ったことをしぐさや言葉で保育者やお友達に伝え、経験した喜びを表していました。

にじ組さんでは、「なんでお餅を小さくするの?」や「神様はいつ来ていたの?」といった疑問が次々出てきました。
鏡開きをしたお餅を食べることで、神様からの力を分けてもらい、1年健康で過ごせることを伝えると、「じゃあみんなで食べられるようにたくさん小さいお餅にしよう!」と張り切っていました。

ひかり組さんでは、年神様についてや、鏡開きを行う由来について保育者と話をし、それぞれが「お正月」や「鏡開き」という日本の伝統行事について考える機会となりました。
神様からの力を授けてもらうので、小さなかけらも残さず食べることを伝えると、自分たちの健康を祈りながら丁寧に鏡開きを行い、「全部できたよ!」とひとかけらも残さず集めて見せてくれました。
また一つ、日本の伝統行事を知ることができ、子どもたちの表情から満足した様子が感じられました。
現在では、日本の伝統行事を実際に経験することが少なくなりましたが、保育園では引き続き子どもたちが日本の美しい文化に触れていく経験を積み重ねていけるようにしたいと思っています。