2020.08.01
🍴そらぐみさんのうどん作り🍴
7月29日にそらぐみさん初めてのクッキング、うどん作りをしました。
担任の先生が机にビニールをかけたり エプロンをつけたりと準備をし始めると、ピンときた子が椅子を持ってきて座りました。
それを見て他の子たちも気付いたり、なんだろう?と集まってきました。

「おうどん作ろうと思うんだ」と先生が言うと、
「しってる!」「えぷろんもってきたよ」「やりたーい」「なにするの?」
それぞれに思ったことを自由に話し、粉の入ったボウルをのぞき込むそらぐみさん。
先生がお湯を足しながら混ぜるのをじーっと見ながら、
「おゆをいれるの?」「こながなくなってきちゃったね」「ぺとぺと(てぶくろに)くっついちゃったね」
と感じたことをお話ししてくれました。


混ぜた生地を触ってみると思った以上に手にくっついたので、
「あ~~」と困ったように手を差し出し助けを求めたり、細長く伸ばしてみようと両手をこすってみたり、黙々と机に手を這わせてこそげ落とそうとしたりしていました。

お次はうどん踏み。
まずはビニールに入っている生地を手で触ってみました。
「ちょっとむにってした」「つめたい」「なんかあなできた」「おもい」
地面に置くと最初はおっかなびっくりそろ~と足を乗せて、戻して。
慣れてくると黙々と、少しの膨らみもなくなるくらい一生懸命踏む子がいたり、「あはは」と笑いながら力強く踏む子もいました。


出来た生地はみんなで調理の先生に渡しに行きました。「踏み踏みできた?」と聞かれて、
「こうやってねえ、」と実践してみせたり恥ずかしそうに「うん」と答えたり。
「〇〇ちゃんのおうどん……」ちょっと悲しそうにつぶやく子が。本当はうどんを伸ばし、 汁を作り、 全部の工程を自分でやりたかったそうです。気持ちがにじみ出ている様子がとても微笑ましかったです。調理の先生に「頑張って作るね」「たくさんお皿にいれるね」と言ってもらえ、食べる楽しみへと気持ちを切り替えられました。

さあいよいよおやつの時間です。
「う・ど・ん!う・ど・ん!」と歌いながら手を洗っていた子どもたち。
いつも食べているうどんとは違うことに気づいて触ってみたりじっと観察していましたが、みんな一言も話さず黙々と食べていました。
おいしかったね *^v^*





保育園ではバランスよく食べる事や完食することを目標とはしていません。
食べる事は生涯に渡って欠かせない最も大切な営みの一つです。「食を営む力」、その基礎を乳幼児期に培うために大切なことは、くつろいだ雰囲気の中で楽しく食べる事。
保育園で好きな先生やお友達と楽しく食事をする。そういう経験をたくさんしてもらえるよう、これからも関わっていきたいと思います。
食べ物へ興味を持つきっかけ、楽しかった思い出、もっとやってみたいと思う気持ちなどなど、 調理体験を通して感じたことは子どもたちそれぞれ、違うと思います。
明日は何を見て、何をして、何を感じるのか。子どもたちの発見を一緒に楽しんでいきたいですね。