2020.05.15
「赤ちゃん」
当園では、0歳児クラスから2歳児クラスまで、一人一体ずつ「赤ちゃん」(抱き人形)を用意しています。

一体一体、目や髪の毛、肌の色が異なる赤ちゃんの中から、お気に入りの子を見つけてお世話をする子どもたち。
「自分のあかちゃん」として特定の子を大切にしており、なかにはお名前をつけて可愛がっている姿や、お昼寝をするときに自分のコットに一緒に寝かせて眠る姿も見られます。
保育園で提供しているこの赤ちゃんは、子どもたちが人間関係を広げていくために必要な、「自分と第三者との間に信頼関係を築く」という行為の土台を作るために設置しています。
子どもたちは日々、自分の欲求や思いを身近な大人に受け止めてもらい、あたたかい声かけや関りを受けながら、相手を信頼し情緒が安定していきます。
そして徐々に、その信頼する大人が自分にしてくれたことを模倣しようとして、「赤ちゃん」に優しい言葉をかけたり、面倒を見ようと関る姿が見られるようになるのです。
この赤ちゃんは、ご家庭に持って帰っていただくことも可能です。
休園中に、自分の赤ちゃんを気にかけ、一緒にお家に帰ってお世話を楽しんでいるお子様の姿も見られています。
このお休み中、子どもたちの発達にとって重要な姿を感じられる機会として、お世話あそびを取り入れてはいかがでしょう。
是非担任にお声掛けください。