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2025.11.06

「自分で」

少しずつ“自分で”という主張が増えてきた子どもたち、大人の模倣から始まり身の周りの事を「〇〇も」と言って進んでやろうとする姿が増えてきました。また、できた経験が重ねっていく事で今度は「自分で」「一人で」と保育者に言葉で伝え挑戦してみようとする姿があります。そんな子どもたちの姿をお伝えしていきたいと思います。

手洗いの場面では泡を出す、ペーパーを取るなど保育者に援助を求めていたことを自分でやると保育者に伝えてくれています。洗い終えると「洗えたよー」と手を見せながら保育者に出来た事を伝えてくれています。また、隣で保育者が正しい手洗いの方法で手を洗っているとその姿に興味を持ち保育者をじっくり見ながら同じように手を洗う姿もありました。

 

おやつの際には保育者が食器を片付ける姿を見て「〇〇も」と言って自分でやりたい事を教えてくれました。お願いをしてみると保育者の模倣をしてゆっくりと慎重にお皿を運んでくれました。

 

最近は天気もいいのでお散歩に行くことも増えてきました。そら組では、朝の会を通して活動に期待を持った子どもたち。保育者が準備を始めると少しずつ準備を始める姿が増えてきました。アイコンタクトで見守られていると感じることで自分の力で準備を進める姿があります。帽子を被る際には「こっち?こっち?」と向きを確認してみたり、靴下を履くときには「これは名前が下かな?」と靴下の向きを保育者と確認しながら履いてみるなど保育者とやり取りをしながら自分で行う達成感を感じています。

   

 

食事の場面では自分の口拭きを濡らす姿や、エプロンを自分で付けようとする姿があります。最初は保育者と一緒に絞っていた口拭きも今では保育者と一緒に絞ったことを思い出しながら手首をひねり絞っています。

 

食後には自分で口を拭く姿や、エプロンと口拭きをまとめてくれています。保育者に「ここについているよ」と伝えられると「ここかな?」とやり取りをしながら拭く姿や鏡の前に行き自分の目で確認をしながら拭く姿もあります。口のまわりがすっきりした事を感じると「きれい!」「できた」と嬉しさや出来たことを言葉にして表現してくれています。

 

着替えの場面では手や足が出る所を探したり、保育者から洋服の脱ぎ着の方法を聞くと試す姿があります。「どうやって脱ぐの?」や「〇〇が後ろ?」など保育者に確認をしながら自分で挑戦しています。少しずつやり方が分かるようになると自分で出来ることが自信につながり、保育者の援助を拒み一人でやってみたいと主張してくれる姿もあります。そんな時はそっと近くで見守っています。

 

 

自分でやりたいという主張が大きくなりつつもできない時には保育者に援助を求める姿もあります。そんな時には「一緒にやろうか」「ここは先生がやるからこっちお願いね」等声を掛けさりげなく援助をし自分で出来た達成感が得られるようにしています。

 

今後もいろんなことに挑戦したい子どもたちの気持ちを汲み取りつつ安全に挑戦できるように環境を整えていきたいと思います。