2025.10.04
粘土 そら組
今週はそら組の様子をお伝えします。そら組では粘土を使って自らイメージした事を粘土で表現し、遊びの中に取り入れる姿も見られます。
ラップの芯を使ってうどん作りで行った麺棒に見立て、粘土を伸ばす姿やクッキー作りのように型を抜き保育者に『丸ができたー!』と嬉しそうに伝えてくれましたよ。平にした粘土をアイスクリームに見立てる姿も見られました。
子ども同士のやり取りの中で『何作ったの?どうやって作ったの?』とお話する姿も多く『こねこねしたの・伸ばしたんだよ』と伝えたり、同じ物を作りたい意欲も見られ、模倣して作っていましたよ。この時には、子ども同士で共通のイメージをもってやり取りが出来ていますね。
身近にある生き物を作ろうとしているお友達もいます。ザリガニを作りとても大切にしていました。自分で作った物は特別感を抱き、作れて達成感から保育者に『ザリガニ作ったー!』と嬉しそうに伝えてくれました。
保育者は子どもの遊びを見守り、子どもに「作って」「手伝って」と言われた時に『一緒にやってみよう』と声を掛けています。すべて大人が手助けするのではなく、『どうしたらいいかな?』『〇〇はどうかな?』と子どもに提案したり、一緒に考えてみる事で『こうするの』『こうしてみるよ』と自らやってみようという意欲にも繋がります。様々なことを経験したり、見たりすることで、どんどんイメージが膨らんでいるそら組さん。時々、お友だち同士でのやり取りの場面では「〇〇じゃない!」「○○だよ!」などとイメージの共有が出来ずに、葛藤する場面もあります。その時には、保育者が「○○に見えたみたいだよ」「〇〇くんは、○○に見えたんだね!」「お友だちは△△って考えたみたいだね」としっかり共感をしながら、丁寧にお互いの気持ちを代弁するようにしています。お互いの気持ちを代弁することで、自分以外の相手の気持ちを知る事にも繋がればいいなと感じています。