2025.07.30
赤ちゃんのお世話(つき組)
今回は赤ちゃん人形のお世話についてお伝えします。
0~2歳児は1人ひとりに”自分だけの赤ちゃん”があります。
最近、「バンザーイ」と、赤ちゃんの服の着脱やおむつ替え、「あーん、おいしい?」と、赤ちゃんにご飯を作って食べさせる等赤ちゃんのお世話を具体的にたくさんするようになってきたつき組さん。
より遊びを楽しめるよう、赤ちゃん用のお風呂として桶を用意しました。最初に桶を見たときは「これ何?」と不思議そうにしていました。
「赤ちゃんのお風呂だよ。一緒に入れてみる?」と誘ってみました。すると「○○ちゃんも!」とみんな自分の赤ちゃんを抱っこして保育者の元に連れてきました。
日常の生活の中で、お風呂の前は服を脱ぐということが分かっているようで、一生懸命赤ちゃんの服を持ち上げて脱がそうとしていました。1人では難しく、保育者に「できない」「先生も」と助けを求めてくるので「うん、赤ちゃん頭大きいし難しいよね。」等子ども達の気持ちを受け止めながら一緒に脱がせます。
服を全て脱がすと、「ちゃぽーん」と言いながら赤ちゃんをお風呂に入れます。子ども達は手やスポンジを使って赤ちゃんの体や頭をゴシゴシと洗います。お家でやってもらっている心地よいことをそのまま赤ちゃんに返しているようです。
しばらく湯舟に浸かった後、子ども達は”この後どうすればいいのか分からない…”というような表情になっていたので、「赤ちゃんのぼせそうだしお風呂終わりにする?」と聞いてみました。「うん」と頷いたので、「じゃあタオルで体を拭こうか。このままだと風邪ひくよね」と提案してみると、自分のタオルを持ってきて、赤ちゃんの体を拭いていました。その後、「これパジャマ!」と赤ちゃんの服を選んで持ってきました。一緒に服を着せ、「パジャマ着たらあとは寝るだけ?それとも赤ちゃんご飯食べる?お腹空いた?」と聞いてみました。子ども達は少し考えた後、「ご飯!」とままごとコーナーでミルクやご飯を作り始める子と、赤ちゃんを横抱きにしてゆっくり揺らしながら寝かしつけを始める子がいました!
今、つき組さんは今までお家の人や保育者など、大好きな人にやってもらったことを”やってあげたい””やりたい”という気持ちが高くなっています。赤ちゃん人形のお世話をする中で”やってあげたい””やりたい”という気持ちを遊びの中で満足するまで楽しめるよう、これからも環境を整え、丁寧に関わっていきます!