2025.07.10
【つき組】の1日の様子
今週はつき組の1日の様子をお伝えしたいと思います。
新入園児3人を迎え、6人スタートで3カ月が過ぎました。
初めて保護者と離れたり、進級児は環境が変わり不安を感じて泣いて表現する姿が見られましたが、一人ひとりとスキンシップをはかり不安な気持ちを十分に受け止めてもらう経験を積み重ねていくうちに、担任保育者の側にいれば安心している様子や、部屋にある玩具に興味を持って手をのばす、保育者とのやりとりの中であそびを見つけたりお部屋を探索する姿へと変わっていきました。
保育者と離れて一人遊びの時間も増えました。一人遊びの際も時々こちらに視線を向けるので、”見てるよ”としていることに共感したりうんうんとうなづくと、嬉しそうな顔を見せ、あそびを再開しています。保育者や他児の模倣も増え、再現遊びもよく見られています。
その中で自我や自己主張も出てくるようになりました。
他児の使っている物や遊びが魅力的に感じる今の時期。相手が使っている物が使いたくなったり、魅力的に感じて手をのばしたり…その時に思うようにいかず泣いたり「んーーー!」と声を出して主張する姿が見られます。葛藤場面が多くならないよう、子どもたちの行動を予測しながらその都度同じ物を準備したり、個人の十分なスペースの確保ができるよう環境を整えます。
葛藤になった際は、「使いたかったよね」「今○○ちゃんが使ってるみたい」等、使いたかった気持ちに十分に寄り添い、一緒に待ったり他の玩具や遊びを提案して気持ちを切り替えられるようにしています。そのような関わりや物の保障を行うことで、じっくりと遊び込む姿が増えてきていると感じます。
自己主張や自己中心的な姿は、子どもが自立するうえで大切な成長の一つですので、個々にに合わせて、丁寧にやりとりを重ねられたらと思います。
つき組さんのお部屋には水道があります。
4月にはレバーをあげたら水が出てくる、冷たい等面白さを感じて水に親しむ様子が見られましたが、少しずつ手を洗う場所と認識してきたようにも感じます。
ご飯の前には「泡で手綺麗にしてから食べよっか」等声を掛けると食べたい子は手を洗いに行く姿も。一人ひとりタイミングは違うので、様子を見ながら遊びが終わるタイミングで再び声を掛けると、遊びに満足して手を洗いに行く姿がありますよ。一人ひとりの空腹等に合わせて声を掛けていきたいと思っています。
登園時時折寂しさから涙を流すこともありますが、日中は帰園時まで安定して過ごせるようになってきており、保育園が”安心して過ごせる場所”になっているのかなと、嬉しく思います。
引き続き”安心できる場所”であるよう、子どもたちが心地よく過ごせる関わりをしていきたいと思います。