2025.06.27
【6月室内装飾】夏至
6月の室内装飾は【夏至】をテーマに、玄関には「あじさい」と「いちじく」を飾りました。
夏至とは、一年のうち昼の時間が最も長い日のことで、「この日から本格的な夏が始まるよ」という日です。昼の長さは、太陽の位置で決まります。夏至の日にいちばん日が長くなるのは、太陽が空の最も高いところを通る日が夏至の日だからです。その為、日付は年によって変わりますが、2025年の夏至は6月21日です。地域によってさまざまですが、夏至には冬瓜やタコ、イチジクや小麦餅を食べます。いずれも豊作祈願や夏バテ防止の願いが込められているようです。
ほし組では装飾に気付くと興味を示して近づく姿があり、じっくりと観察できるように子どもたちのそばに置きました。あじさいといちじくを見ると子どもたち自ら手を伸ばして触れてみていました。いちじくは柔らかく、ぎゅっと握ってみた子は柔らかく潰れた感触に驚いた表情をしていましたよ。「柔らかいね。」「匂いはする?」等子どもたちの表情や仕草から気持ちを汲み取り、発見や感じたことを共有する関わりをしていきました。あじさいは公園でも見ていたので、「あ!」とあじさいと窓の外を指差し嬉しそうな表情も見られ、「公園でも見つけたね。あじさいっていうお花だよ。」とやり取りをしていきました。
つき組では装飾を見ると「なんだ?」と言って集まる姿がありました。保育者が「いちじく」や「あじさい」を言葉にすると子どもたちも「いちじく!」「あじさい!」と言葉にしていました。優しく触るように伝えると「つんつん」と言いながら自ら触ってみようとする姿や「じゅんばんこ!」と言ってお友だちが触っている様子を見ながら待つ姿も見られました。あまり見る機会が無いいちじくに興味を示しており、「匂いするかな?」と言って保育者が匂いを嗅いでみると、子どもたちも真似をして匂いを嗅いでみたり、少し割れているところに触れて、触れた手の匂いを嗅いでみたりと各々が匂いや感触を楽しむ様子がありました。また、保育者が夏至の日の説明をし、一年の中で一番太陽が出ていることを伝えると窓の外を指差し「たいよう!」と教えてくれる姿もあり、保育者との言葉のやりとりを楽しみながら装飾に触れていきました。
そら組では育てている植物の水やりを終え、靴をしまいに玄関へ行くと装飾があることに気付いた子どもたち。「お花みたい!」「この三角みたいなのたまねぎ?」と形を手で表現しながら伝える姿がありました。「お部屋に持って行ってゆっくり見てみよう。」と子どもたちの興味に寄り添い観察をしました。まず、あじさいに触れると「小さい。」「青と白があるね。」「花がいっぱいついてるね。」と感じたことを伝えたり、図鑑と見比べ「ピンクと紫もあるんだね。」と気付いたことを話してくれました。
また、いちじくは初めて見る子も多く不思議そうにしていましたが、図鑑を用いて「いちじくっていうんだよ。」「どんな味がするかな?」等問いかけると、見たり触れたイメージから「甘そう。」「すっぱいよ。」と伝えたり「今度食べてみる!」と意欲を高める姿も見られました。
夏至について子どもたちに分かりやすく伝え「皆が帰る時、外はどうかな?」と問いかけると「明るくなった!」「僕も明るい!」「今日はどうかな?」と伝える姿に「そうだね、少しずつ明るい時間が長くなったよね。」と受け止め、共有していきました。