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2025.05.08

5月室内装飾~端午の節句~

 

今回は5月の室内装飾についてお伝えします。

 

5月(皐月)の装飾

~端午の節句~

 

 

兜と菖蒲

昔の中国では、5月は「悪月」「物忌み月」とされ、邪気を払うとされる菖蒲を飾ったり,「菖蒲酒」を飲むことから、「菖蒲の節句」ともいわれていました。江戸時代に入り「菖蒲」の音から武を重んじる「尚武」となり、男の子の節句となったということです。

 

「兜」兜や鎧は身を守る道具の象徴であり、男の子の健やかな成長を願って飾られるようになりました。

「菖蒲」古くから邪気払いの力があるとされており、また、武道を重んじるという意味の「尚武」と読みが同じであることから、武士の間で縁起が良いとされてきました。菖蒲湯に入るのも、武家的な縁起担ぎであるとともに、菖蒲自体の薬草としての効能を期待し、無病息災を願う意味もあります。

 

(ほし組)

 

 

 

兜を見ると、はっとした表情で見つめていました。”なんだろう?”と不思議に思ったようです。

一緒に見ていたそら組のお友達が兜をかぶせてくれました。「かわいいね」「ぴったりだね」とニコニコでそら組さんに話しかけられると、嬉しそうに笑っていました!そら組のお友達が兜をかぶる様子も目で追い、じっと見ていましたよ。

 

(つき組)

 

 

「何々?」とじっと観察していました。保育者が菖蒲に鼻を近づけて匂いを嗅ぐと、子どもたちも同じようにして「はっぱ」と言いながら匂いを嗅いでいました。また、「長いね、つるつるしてる」と言いながら保育者が菖蒲を触る姿を見て、子ども達も積極的に触り始めました。

保育者が兜をかぶって見せると、子ども達も嬉しそうに保育者と同じようにかぶっていましたよ!

 

(そら組)

植物図鑑で菖蒲湯のイラストを見て、5月5日の子どもの日の説明や、階段に菖蒲が飾られていることを話し、「菖蒲がどんなにおいがするか確かめてみようか」と提案してみました。子どもたちは「行こう行こう!」と玄関に向かいます。

 

 

兜の使い方を教えてもらい、頭にのせてみたり、菖蒲に鼻を近づけて匂いを嗅いでみたり等楽しんでいました。

しょうぶに魔よけの意味があることを伝え、分かりやすいように節分の豆まきと一緒であることを伝えると、「鬼が来るの?」と、豆まきのことを思い出す子もいました!

 

引き続き、日々の生活の中で伝統行事や季節の行事に触れる中で、日本の文化への興味・関心を育てていきたいと思います。