2025.05.09
避難訓練の様子☆
保育園ではいつ起きるかわからない災害への備えとして、月に1回防災訓練を行っています。私たち職員も実際に起きたことを想定して、緊張感を持って取り組んでいます。先日進級して初めての避難訓練を行いました。子ども達にとって環境に変化のある時期に行うため少し心配もありましたが、想像していたよりも落ち着いて行動する子ども達の姿を見ることができました。避難訓練の様子をお伝えします。
地震発生の知らせを聞くと、気づいた子ども達は保育者の近くへと駆け寄ります。隣のクラスへ出かけていた子どもは素早く自分の部屋に戻ってきました。少し不安そうな表情も見られましたが、保育者と手を握ることで落ち着いてその場でじっと座っています。その時散歩の準備をしていた1歳児クラスの子ども達もすぐに保育者のそばへ。突然のことで泣く子もいましたが、愛着担当の保育者と手を繋ぎ安心する声掛けにすぐに気持ちが落ち着きました。
<2歳児クラス・オリオン組>
<1歳児クラス・すばる組>
訓練後にはテーブルの下に潜って身を守る練習をしました。ひとつのテーブルの下に全員が身を隠すことはまだまだ難しいですが、頭を守ることが大事だと担任保育者は丁寧に伝えていました。テーブルから出て話を聞く子ども達は真剣な表情です。耳を傾け、静かに担任保育者の話を聞いている子ども達の姿を見て、人の話を聞く力と理解しようとする力の育ちを感じました。身近な大人との愛着関係と日々の応答的な関わりの積み重ねが今の姿に繋がっています。自分の話をじっくり聞いてもらったことのある子どもは、人の話をしっかり聞こうとします。この様な姿は避難訓練でも発揮します。1年を通して避難訓練を繰り返し行うことで避難方法を理解し、経験を積み災害が起きた時に冷静に判断し、適切な行動ができるその後の姿へと繋げていきたいですね。