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2025.04.23

4月 室内装飾「清明・穀雨」

リトルスター保育園では、月に1回装飾を玄関に飾り、季節の物に親しみながら実際に観察し、触れてみる機会を作っています。

4月の室内装飾は、二十四節気である「清明・穀雨」をテーマに、旬の食材を飾りました。

 

今年の清明は、4月4日からになります。
「清明(せいめい)」は、すべてのものが清らかで明るく、生き生きとしているという意味です。

冷たい北風の吹く季節が終わり、南東からの穏やかな風が吹くようになり、清明のころ本格的な春の訪れを感じさせてくれます。

穀雨は4月20日からになります。

「穀雨(こくう)」は「雨が百種の穀物を生じさせる時期」で、地上にある穀物にたっぷりと水分と栄養が溜め込まれ、恵みの雨がしっとりと降り注いでいる頃のことです。農業を営む人は昔から、穀雨は田植えの準備をする目安として捉えています。

 

旬を迎える食材

たけのこ・・・3~5月が旬のたけのこ。シャキシャキの食感とほのかな甘みや香りが特徴です。

玉ねぎ・・・玉ねぎは、日持ちさせるため収穫後1カ月ほど乾燥させたものを出荷するのが一般的。「新玉ねぎ」は春に収穫しすぐに出荷する玉ねぎで、4~5月頃に出回ります。

各クラスの様子をお伝えしたいと思います。

 

<つき組>

保育者が持ってくる物に興味津々な子、”なんだろう”と不思議そうに見つめる子と様々でした。

初めての装飾観察というのもあり、保育者の「見てみる?」の声掛けでおそるおそる手を伸ばす新入園児さんの姿がありました。

玉ねぎが転がることに面白さを感じたり、転がっていく音を楽しんだり、保育者が少し皮を剥いてみると興味を持って保育者の模倣をして皮を引っ張り、剥くことができると、嬉しそうな表情を浮かべていましたよ。

「たけのこの皮フサフサしてるね」「大きいね」等やりとりを行うと、手を伸ばし優しく皮に触れる姿も見られましたよ。

たけのこの大きさに圧倒され、少し不安そうな表情を浮べる子もいました。

 

<そら組>

観察する前に図鑑で”たけのこ、たまねぎ”を見てから観察すると、図鑑で見たやつを実際に見て写真と実物が繋がった様子も見られました。

親しみのあるたまねぎやたけのこに積極的に触れ、皮を夢中になってむいたり、包丁を持ってきて保育者と一緒に切るのに挑戦したりするそら組さんでした。

たけのこの皮を撫で、「毛が生えてるね」とつぶやくと、「なんで?」と不思議に思う子や「給食に入ってたね」との保育者の言葉に「うん!」と頷く子もいましたよ。

たまねぎを包丁で切ると汁が出てきて、匂いを嗅いでみると、なんとも言えない表情を浮かべていました。

 

季節の装飾を通して、日本の伝統文化や季節ならではの食材などに五感を使って親しめられるようにしていきますので、

装飾が飾られた際は、ぜひお子様と一緒に見たり触れてみてくださいね。