2025.04.18
排泄の様子
今週は各クラスの排泄の様子についてご紹介します。
保育園では、子どもたちが清潔に過ごすことの“快”、気持ち悪さを感じる“不快”に気付くことができるよう、保育者が子どもたち一人一人の様子に合わせて、オムツが濡れたり汚れたタイミングですぐに気付き、一緒に不快を快にしていく関わりを大切にしています。オムツが汚れた際にすぐに新しいものへ変えることで、子どもたちは気持ちの良い“快”の状態で過ごすことができ、次第にオムツが濡れている状態に気持ち悪さを感じることが出来るようになります。この感覚は排泄の自立に向けての大切な感覚です。「快であることが当たり前」であることを獲得した子どもは不快を回避するために、尿や便がでる前に「出る」という予告をするようになります。その時に大人が、オムツでするよりパンツを履いてトイレですることの方が気持ち良いということを提案していくようにしています。
ほし組では、オムツ替えの際にオムツが汚れる不快や、清潔なオムツに替えて快になることの心地よさに共感、代弁する関わりを心掛けています。「オムツが濡れていて気持ち悪かったね。すぐに替えようね。」「すっきりしたね。」と子どもと視線を合わせて温かく言葉を掛け、心地よさを感じられるように関わると、子どもたちも、少しずつオムツ替えの際に保育者に身を委ねる姿が見られたり、保育者の言葉掛けに笑顔を見せる姿も増えてきました。室内にはオマルも設置しています。子どもたちはオマルを「何だろう?」と観察したり手で持ち上げて見る姿があります。オマルへの興味を十分に受け止めながら「これはオマルだよ。座っておしっこやうんちをするよ。」と伝え、オムツ替えの際にオマルに座ってみることで、少しずつオマルでの排泄について、子どもの中で認識できるようにしています。今後も子どもたち1人1人の姿に合わせ、快適に過ごせるように関わっていきます。
つき組では、ほし組の頃からオマルへの興味を満たせるように関わり、座ってみる経験を繰り返してきたことで、子どもたち自らオマルへと座ってみる姿が見られています。タイミングが合った時にはオマルで排泄することもあり、少しずつオマルは排泄する場所だとわかってきた様子があります。オマルに排泄すると「でた!」と伝えたり、オムツにおしっこが出ると「ちっち」と自らオムツを取り出し不快なことを保育者へと伝える姿も増えてきています。今後も不快を快に変えることの心地よさを代弁する関わりを心掛け、一人一人の排泄間隔に合わせて関わり快適に過ごせるようにしていきます。
そら組では、子どもたち自ら「トイレ行く!」とトイレに向かい、便座に座って排泄をしたり、お友だちがトイレで排泄する姿を見て「○○もトイレ行く!」「僕も!」とトイレで排泄してみようとする姿があります。子どもたちの気持ちに寄り添い「すっきりしたね。」「気持ちいいね。」等不快から快になる心地よさに対する言葉掛けを行い見守っていったことで、子どもたちからも「おしっこ出るかな。」「出た!すっきりした!」と気持ちを言葉にして伝える姿が見られるようになりました。また、便座に座った際に排尿がなかった場合でも、自ら座ってみようとする意欲を受け止め「また出そうになったら座ってみようね。」と言葉を掛け温かく関わっています。今後も一人一人の発達や意欲に合わせながら心地よく過ごしていけるように関わっていきます。