進級して１週間が経ちました。戸外活動ではお花見をしたり、落ちてきた桜の花びらを手のひらに乗せて「ふ～」と息を吹きかけて飛ばしてみたりして春の心地よさを感じています。１歳児クラス・２歳児クラスの子ども達は進級して新しいクラスで過ごしています。進級する前から新しい環境で楽しいことが待っていると伝えていたので、不安や緊張がある中でも、さっそく新しい道具を使って自分なりに工夫して遊ぶ姿がどちらのクラスでも見られました。各部屋の子ども達の姿をお伝えします。

【１歳児クラス☆すばる組】

登園する時に通ってきた１歳児クラスのお部屋。進級する前から子ども達は興味津々でした。フライパンやお玉等のキッチン用品、新しいお椀が設置されているおままごとコーナーでは、積極的に新しい道具に触れています。フライパンの重さやチェーンリングを落とした時の響く高音を繰り返し聞いてみたり、チェーンリングを入れたボウルを手洗い場の洗面ボウルに置いて水を加え実験する子もいました。お椀にお手玉を入れてキッチンと保育者の間を行ったり来たりして保育者に食べさせてくれます。保育者が赤ちゃん人形にご飯を食べさせて見せると模倣をしてお世話をする姿も・・。新しい環境に緊張しながらも、様々な素材に積極的に触れ、新しい担任保育者とのやりとりも楽しむようになってきました。

【２歳児クラス☆オリオン組】

子ども達が進級する前から憧れていた広いキッチン台で思い切り遊べる日が来ました。エプロンを付けて立ち、「〇〇ちゃんにご飯作るね」「カレーがいいな」等ごっこ遊びをする楽しい声が聞こえます。鍋にチェーンリングを入れて「ご飯炊けてる！」と保育者に知らせ、お友だち全員の分のお碗を用意し、スプーンで取り分け盛り付けます。一緒に食べる担任保育者も「ほかほかだね、温かくて美味しいね」とイメージを共有していました。お友だちから料理を分けてもらった子どもは食べ終わるとその子の元へとお皿を持っていき「とぉ」「っぱい」と言って渡します。傍にいた保育者が「ありがとう」「お腹いっぱい」と言葉を代弁することで、子ども同士心が通い合い気持ちの良いやりとりになりました。

新しい環境で楽しくわくわくする経験が沢山ある反面、緊張による疲れも見られてくると思います。私たち保育者は子ども達の気持ちに寄り添い、安心感を持って過ごせるように、休息の時間も確保する配慮していきたいと思っています。

ご家庭でもお子様の様子を見守っていただきますよう、よろしくお願いいたします。