2025.03.26
1年を振り返って~積み木~
はやいもので、もう年度末ですね。今回はこの1年での積み木の遊び方の変化についてお伝えします。
(ほし組)
入園当初、低月齢児は積み木をなめてみたり、床にとんとんと優しくたたきつけて音を出して”これは何だろう?”と、試す姿がありました。高月齢児が縦に積み上げる姿を見て、同じように1つ2つと積むと、手をたたいてニコニコ笑顔で嬉しさを伝えてくれていました。
今では9個ほど縦に積むようになりました。崩れると悔しそうな表情になりますが「悔しいね、もう1回してみる?」と気持ちを共感しつつ、提案をすると「うん!」と言い、何度も挑戦する姿が見られるようになりました!
高月齢児は、縦だけでなく、横にも広げるようになりました。お部屋にある積み木を全て使い切ると、プラステンや廃材、ままごと用のフエルトのおもちゃを組み合わせて積み上げています。また、つくったものを電車等に見立てるようにもなりましたよ!
(つき組)
春や夏頃は積み木を縦にどれだけ積めるか挑戦する姿がありました。自分より高く積めると、「やったー!」と手をたたきながら喜んでいました。また、崩れると「もう1回」と保育者やお友達と何度も繰り返し積んでいましたよ。
今では、お友達と「〇〇ちゃん一緒にやろうよ」「ここにのせて」「ここにやったらいいんじゃない?」等やりとりをしながら縦や横に積んでどんどん広げています。「〇〇つくる」と最初につくるものを決めてつくり始めることも増えています。「ここが〇〇ちゃんのベットでー、ここがご飯食べるとこ!」等想像をどんどん膨らませながらつくっています。中には、集中してどんどん積んで1セット分の積み木を一人で使い切る子もいますよ。
(そら組)
春頃はつき組で使い慣れた立方体の積み木を縦に積み上げて、家やお城等に見立てる姿がありました。誰が一番高く積めるか競争したり、あえて崩して、積み木が落ちていく様子を観察して楽しんでいました。
夏頃になると、段々とレンガ型の積み木を使うことが増えてきて、「もっと使いたい」という子どもたちの姿に、立方体の積み木を1セット減らし、レンガ型の積み木を1セット増やしました。家のレイアウトを表現することも多く、テレビやトイレ、ベット等をつくり、自分の赤ちゃん人形を寝かせたり座らせたりもしていました。
今では自分の好きなものを自由に表現し、そこに自分の家族を積み木で見立てて、ごっこ遊びに発展させて楽しむ姿があります。また、自分なりの言葉でお友だちに伝えて、話をしながらイメージを共有して1つのものをつくろうとする様子もあります。どうやったら崩れないかと研究する姿も多くみられ、試行錯誤して段々と複雑な積み方になっていきました。途中でおうちの人がお迎えに来たときには、「明日続きするからとっておいてね」と保育者に伝えています。
どのクラスも4月頃より、自分なりに試行錯誤しながら積み上げてるようになりました。子どもたちの育ちの大きさを感じます。
残りわずかとなりましたが、最終日まで子どもたちがたくさんの満足を経験できるような保育を心がけ、来年度の子どもたちの育ちにつなげていきたいと思います。
今年度もご理解、ご協力いただきありがとうございました。
来年度もよろしくお願い致します。