2020.04.13
【ひかり組】積み木あそび
4月1日より、新年度がスタートしました。
ご進級・ご入園、おめでとうございます。
新年度がスタートして2週間がたちましたが、新型肺炎の拡大もあり、保護者の皆様もご不安な日々を送られていることかと思います。そんな中で当園の運営にもご理解・ご協力をいただき、大変感謝しております。
今年度もこのトピックスを通して、園での子ども達の様子をお伝えしていきたいと思います。
新年度最初のトピックスでは、ひかり組の子ども達が作った、積み木の船をご紹介したいと思います。

お部屋の中に大きく作られた積み木の船。 積み木の本を参考にして、意見を出し合い、協力しながら、子ども達だけで作り上げていました。

四角い積み木をどう並べたら丸くなるのか、というのは、にじ組での積み木あそびの中で経験していたので、写真を見るとすぐに作り方を理解したという子ども達。
保育者が「どんなところにこだわったの?」と尋ねると、船を作った子ども達が嬉しそうに教えてくれました。今回は保護者の皆様にも、その一部をお伝えしたいと思います。

まずは船の柱部分。 上に屋根を付けるためにどうやって柱を立てたら良いか、「こうしたらいいんじゃない?」とひとりが提案すると、周りの子たちもその提案を受け入れて作ったそうです。

続いて、船の内部の階段。 「中はね、階段にしたんだよ」と教えてくれました。よく見ると、船内の床に段差があるのが分かります。
ただ造るのではなく、細かいところにもこだわり、こうしたほうがもっといいかもしれない、と理想を形にしようとする創造性の高さに驚かされました。


そして、 船の中に入って遊べるということで、子ども達が実際に中に入って見せてくれました。 自分たちで創り上げた船の中で遊ぶことができるということを、満足気な表情で教えてくれた子ども達。
中に入った後、足が壁に当たって一部崩れてしまいましたが、その後黙々と作り直す姿も見られました。
懸命に創り上げたからこそ愛着を持ち、大切にしようとしている子ども達の気持ちが伝わってきます。造っている過程でも崩れてしまうことは何度もあったようですが、「積み木だからもう一回やればいいよね」と、根気強く取り組んでいました。
子ども達の思いやこだわりが詰まった大作、いかがでしたでしょうか。
子ども達がこんなにも夢中になっている 積み木あそびは、「構成あそび」に分類される重要なあそびのひとつです。
ブロックのように嵌めることができないので、重力を相手にどうやって積み上げたら崩れずに頑丈に組み立てられるか、空間を把握し、物の構造を知りながら子ども達は様々なことに気付いていきます。
今後もたくさん積み木あそびを経験できるよう、積み木の量も増やしていきたいと考えています。
あそびの中で様々な発見や発想を見せ、感性豊かに遊びこむ子ども達の姿を、今後もお伝えできればと思います。