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2021.02.12

~積み木遊び~【つき組】

 

 厳しい寒さが続いていましたが、少しずつ春へ向けて暖かい陽気を感じるようになったこの頃。 子どもたちは、遊びの中で季節を感じながら過ごしています。

 今回は、1歳児クラスの積み木遊びの様子をご紹介したいと思います。

1歳児クラスでは、立方体の積み木を設置しています。子どもたちの手の平に丁度良い大きさになっています。手に力を入れて積み木を掴み、持ち上げて重さを確かめてみたり、指先を使い、積み上げていく過程で、高さやバランス、長さの違い等に触れながら、遊びの中で試行錯誤をしている様子が見られています。  

積み木を高く積み上げていました。段々、高くなるにつれて崩れてしまいます。
何度も作っては崩れてを繰り返していく中、
指先を使って積み木同士を丁寧にくっつけてバランスをとろうとしています。
「わあ!」と、試して上手くいった時の声が喜びにあふれていました。

  積み木は抽象的な玩具です。自分で想像したことをそのまま遊びとして表現できる物の一つです。子どもたちが造り出した創造物に関わる際、私たちは決めつけるような言葉掛けをしないように心がけています。

子どもたちの方から「これは○○なんだよ」「○○が出来た!」等、語り掛けてくれるよう、傍で見守りつつ、思いを十分に受け止めることを意識しています。

プラステンを積み木の間に入れて積み方を変えています。
一生懸命積み上げた積み木が崩れた時、「一緒にやろう」と声を掛けてくれるお友だち。
“一緒に”と語り掛けてもらった子は満足そうにまた遊びへと戻っていきました。

 積み木は何度崩れても遊びを続けることができ、崩れたことで新たな発見も生まれます。初めて積み木に触れた時の子どもたちは、遊び方が分からなかったり、崩れてしまうと遊びが終わってしまったりしていました。しかし、保育者に温かく見守られ、試行錯誤を続けていくうちに積み木の面白さに夢中になっていき、じっくりと遊ぶ姿が見られます。

 これから、成長していくにつれて少しづつ遊び方に変化が生まれていきます。試行錯誤を繰り返しながら遊んでいく子どもたちの姿を十分に受け止め、積み木遊びが深まっていく様子を今後もご紹介していけたらと思います。