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2025.09.26

【9月室内装飾】秋分の日・お彼岸

9月の室内装飾は【秋分の日・お彼岸】をテーマに、「菊」と「おはぎ」を装飾しました。

二十四節気の一つでもある秋分の日は、太陽が真東から昇って真西に沈む日で、昼夜がほぼ同じ長さになります。秋分を過ぎると残暑も少しずつやわらぎ、冬に向けて段々と夜が長くなっていきます。この日を中心とした一週間が秋の彼岸であることから「祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ」ことを趣旨として、1948年に国民の祝日として定められました。彼岸は、雑節のひとつで春と秋に2回あり、春分と秋分を中日とし、前後3日間を合わせて7日間を指します。彼岸の期間は、御萩・団子・のり巻き・稲荷寿司などを作り、仏壇に供え、先祖のお墓参りをする習慣があります。

ほし組は装飾の菊の花を見ると、指をさしたり「花!」と言葉にする姿がありました。「色々な色があるね。」「匂いはするかな?」と言葉を掛け、より興味が深まるように関わっていくと、花に顔を近づけて香りを嗅いでみたり、花に触れる姿が見られました。中には「花、花!」と言いながら両手で優しく触れたり、保育者が図鑑の菊のページを開いておくと、それに気付いて指をさして“同じ”と伝える子の姿もありました。おはぎは初めて見たようで「なんだこれ?」と不思議そうに見る子が多く、「これはおはぎだよ。」と食べ物であることを言葉や仕草で伝えていきました。菊やおはぎに十分に触れながら、日本の伝統に親しみが持てるように関わっていきました。

つき組では「あ!お花だ!」と菊の花に興味を示す姿がありました。「菊だよ。」と伝えると「きく?」と保育者の言葉を真似したり、香りを嗅ぎ「良い匂いする。」「お花の匂い。」や菊の花をじっと見つめ「これはピンクのお花だね。」と気づきを伝えてくれました。また、おはぎに触れると「ぷにぷにしてる。」「甘い匂いする。」や「ママと一緒に作りたい!」と感じたことや気持ちを保育者に共有する様子も見られ、子どもたちが伝えてきてくれたことや気づきに共感しながら関わっていきました。また、おはぎはご先祖様に感謝の気持ちを込めお供えすることを分かりやすく伝えると「〇〇くんもどうぞしてみたい。」と子どもたちなりに理解をしている様子でした。引き続き日本の文化や伝統をわかりやすく伝え関わっていきたいと思います。

そら組では、「お花だ!」と興味を示す姿がありました。「これは菊だよ。」と伝えると「菊!」と言ってみたり、「匂いするかな?」と鼻を近づけ香りを嗅いでみる姿が見られました。また、触れてみて「トゲトゲしてるけど痛くないね。」「本当だ、痛くない。」と葉のギザギザした形を表現したり感じたことを保育者や友だちに伝え共有し合っていました。おはぎに触れると「やわらかいね。」「ちょっと甘い匂いするよ!」や「茶色のは何?」「中に何か入ってるの?」と感じたことだけではなく疑問を次々と伝える子どもたち。一人一人に「あんこともち米で出来ているよ。」等分かりやすく図鑑を用いながら興味が深まるよう関わりました。また、おはぎはお彼岸の期間にご先祖様のことを想いお供えするものであることを伝えると「こうやって作ってどうぞするんだね。」と、作る真似や手を合わせる動作をする姿もあり、温かく受け止めていきました。