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2025.09.25

赤ちゃん(抱き人形)

今週は赤ちゃん(抱き人形)と過ごす子どもたちの様子についてお伝えしていきます。

子ども達は自分の欲求を身近な大人に受け止めてもらう経験を重ね、大人との信頼関係が育まれていきます。そして少しずつ信頼する大人が自分にしてくれたことを模倣しようする姿があります。子どもたちも自分の赤ちゃんに興味を持ち自分のしてもらったことを再現する姿が多くなってきました。

 

そら組では、おままごとコーナーの机の近くに自分の椅子を持って行き、赤ちゃんを座らせると「赤ちゃんのご飯作る!」「今日はカレーだよ~」と優しく声を掛けてくれています。包丁やまな板を赤ちゃんの近くに持って行き側で見守りながら野菜を切ったりフライパンを振りご飯を作ってくれています。

 

マットでは赤ちゃんの布団を用意すると自分で布団を敷き赤ちゃんを寝かせ、最後に優しく掛け布団もお掛けてくれています。お昼寝の後に寝ている赤ちゃんを見つけると「おはよー」や「起きてー」と赤ちゃんにかけより起こしてくれる姿もあります。

 

また、積み木コーナーでは保育者に赤ちゃんのお風呂作ると伝え、保育者と一緒にお風呂を作ると「お風呂だよ」と声を掛けながら洋服を脱がしゆっくりとお風呂に入れてくれています。お風呂を出た後にはドライヤーやくしで髪をとかす動作をしておりきっと保護者の方にやってもらっているのだろうと感じました。

 

うんちやおしっこが出てたと教えてくれ、お尻拭きで赤ちゃんのお尻を綺麗に拭いてくれる姿も見られます。

 

つき組でもおんぶや抱っこをしたり、お着替えやオムツ替えを再現したりする姿が増えてきました。難しい所は保育者に「できない!」等教えてくれるので、やり方を言葉で伝えながら一緒に行っています。

今の時期は「自分で!」という気持ちが強くなってくる時期です。子どもたちの自分でやってみたいという気持ちを受け止めながら関わっています。

 

オムツ替えの時はズボンとパンツを脱がし、上の洋服を汚れないようにまくり、お尻拭きで拭いてくれます。お尻を何回か拭いた後に「赤ちゃんすっきりしたかな?」と保育者が声を掛けると「うん!」と答え、次はパンツを履かせようとしてくれます。

 

保育者が子どもたちの様子を写真撮っていると積み木を一つ持ってきてカメラに見立てて「カシャカシャ」と赤ちゃんの写真を撮り始める子もいました。日常の中で大人が子どもたちに行っている一つひとつの動作に子どもたちは興味を持ち、魅力的に見えているのだなと感じます。日々のやり取りやアイコンタクトから見守られている、大事にされていると感じ赤ちゃんにも同じように優しく丁寧に関わってくれています。そら組では、日によっては赤ちゃんと一緒に帰り、次の日一緒に登園してきてくれます。お家でも赤ちゃんのお世話を積極的に行ってくれているようです。

 

子どもが何をイメージしているのかを汲み取りイメージを共有していく中で子どもが大人の模倣がしやすいように遊びの環境を整えていきたいと思います。