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2025.07.02

ピーマンとアサガオの観察☆2歳児クラス☆オリオン組

5月の中旬に植えたピーマンの苗に白い花が咲き、そこに小さなピーマンが2つ育っていました。ピーマンとアサガオの観察をしているオリオン組さんの様子を見に行くと「せんせい、みて!小さなピーマンがあるよ。ふたつ。」と優しくつまんで見せてくれました。「本当だ!小さなピーマンがなっているね。ふたつ。これから大きくなるのね。」子ども達の発見と成長を楽しみにする姿に、保育者もわくわくする気持ちを共感しながら、その思いを言葉にして伝えます。「お花も咲いているよ!ほら、見て、白いよ」と一生懸命伝えてくれたので「本当だ!ピーマンのお花って白いんだね!」と子ども達が得た知識を共有します。「ほら見て、葉っぱに穴があいているでしょ。虫がたべたの。」とも教えてくれます。色々な変化が観察するたびに見られ、とても興味深いですね。自分の経験や発見を伝えたいという気持ちが育ち、言葉を使って相手に伝えるということが上手になったなと感心しながら「うんうん」と夢中で話す子ども達の話に耳を傾けます。

保育者がアサガオのプランターを指差し「何の花を育てているのかな?」と質問すると、「うーーんと・・何だったっけかな?」と微笑む子ども達。保育者も同じように考えながら思い出したように「アサガオじゃなかった?」と確認し合います。

アサガオのようなつる性の植物は茎がどんどん伸びて成長するので、体を支えるために何かに巻き付く必要があります。 茎の先端はしなやかになっていて、風などの物理的な力で揺れて、たまたま近くにある支柱となりうるものに先端が触れると、それが刺激と成って巻き付くようです。「これはね、つる、と言うんだよ」と話します。またアサガオの葉はかたちや触った感触が特徴的です。葉は3つに分かれていて先がとがっています。 表面には細かい毛が生えています。「はっぱは触ったらどんな感じがするだろう」と保育者がつぶやくと、さっそく葉に触れた子どもが「あれ!なんかふわふわするよ、触ってみて」と思いがけない表情をして保育者を誘います。「わぁ、本当だ!ふわふわしているね!みて、小さな毛が生えているよ」と一緒に興味深く観察します。その触り心地を気に入り何度も触っていました。ピーマンの葉と触り比べをして、感触が全く違うことを知ります。

子どもが興味を持ち「なんで?」「どうして?」と疑問を投げかけた時、「図鑑で調べるとわかるかもしれないね」とヒントを出してみたり、身近にいる大人自身も知りたいと思い一緒になって調べたり、考えたりすることで子どもの知的好奇心は高まっていきますね。

1週間前の観察では小さかったピーマンが大きくなって、更に2つの小さなピーマンが4つに増えていました!子ども達と収穫することが楽しみです。