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2025.05.31

色水あそび☆紅花

5月の展示物として玄関に飾っていた紅花(ベニバナ)は、5月~7月にアザミに似たオレンジや黄色の花を咲かせるキク科の一年草。花の咲きはじめは黄色、咲き進むにつれて紅色に変化していきます。丈夫で花もちが良く、乾燥させても色が落ちないので、切り花のほかドライフラワーとしても親しまれています。紅花(ベニバナ)には黄色と紅色の色素が含まれ、どちらも染料として利用されています。この紅花を使って2歳児クラスのオリオン組の子ども達と色水作りの実験をしてみました。

園長先生が紅花を保育室へ持ってくると「何をするの?」「これなあに?」とすぐに気が付いた子ども達。「ベニバナっていうお花なの。色水を作れるかなーと思って持ってきたんだ。」と言うと子ども達は「やってみたい!」とやる気満々です。実は先生たちもベニバナの色水作りは初めて…どのぐらい色が出るのか正直わかりませんでした。子ども達は過去におしろい花やツツジ(意外と色は出ず…)で色水遊びをした経験から、「もみもみすると、色が変わるよ。」と揉みながら水の色を確かめます。水に浮いている花びらを見ては「ほら!ふわふわ、しているよ」とまるで金魚みたいな様子に「本当だ!」と私たち保育者も心が動きます。ビニール袋を何度も振って色が出るのを待つ子もいました。

「黄色になったよ!」「だけど、〇〇ちゃんと色が違うね」等、子ども同士で持っているビニール袋を見比べながら違いに気付く姿も見られました。根気よく揉んでいた子の色水は濃い鮮やかなオレンジ色に変化しました。

子どもは発見したこと、感じ取ったこと、心を動かされるような出来事があると、身近な人に伝えようとします。信頼できる大人が一緒に楽しんだり、共感することで更に好奇心が高まったり感性が豊かになっていきます。

私たちは、子ども達が興味を持ったことにいろいろな方法で主体的に関わることで、その変化や手応えを楽しめるような保育の環境を作っていきたいと思っています。