2025.03.21
1年を振り返って【そら組】
入園から沢山の成長をしてきた子どもたち。今週は卒園まで残り1週間となったそら組の様子を振り返っていきたいと思います。
そら組に入園、進級した当初は、一人遊びを行う姿が見られていましたが、一つひとつのカテゴリーのなかで好きな遊びを見つけ、満足いくまで遊んできたことで少しずつ友だちの遊びに興味を持ち、模倣する姿が増えてきました。今では、イメージを言葉で共有し、”一緒”に心地よく過ごす経験も重ねています。
また、今年度から朝の会を取り入れ、日々の出来事や気になったこと等を共有し合うことで、保育者とだけでなく子ども同士でのやりとりも増えています。保育者が仲立ちに入る場面も少なくなり、子どもたち同士でイメージしていること、経験したことを遊びに繫げ、やりとりを重ねながら遊びを展開させています。美容師や医者等様々な人物になりきり、玩具を小道具に見立てたり、セリフを真似たりして具体的に再現してみようとする姿も見られるようになっています。時には思いが通じず、もどかしさを見せることもありますが、保育者に思いを受け止めてもらい、代弁してもらう経験を重ねてきたことで、少しずつ自分で気持ちを立て直していく姿が見られるようになってきました。
積み木では、一年を通して建造物を作る姿が見られていましたが、より立体的に再現するようになり、一つの建物を皆で作ったり、上から積み木が落ちてきても大丈夫なように危険予測を立てて帽子を着用したりしながら遊んでいます。完成した作品にペグ人形を登場させて、家族や友だちに見立てる様子もあります。
身の回りのことも自分で行えるようになり、衣服の着脱だけでなく脱いだ服を自分で畳んでみようとする姿や午睡時にはタオルを敷いてみようとする姿が見られています。食後のうがいや口拭きも鏡を見ながら行い、「きれいになったよ」と清潔になる心地よさに気付く様子があります。保育者と一緒に取り組んできたことで身の回りのことを自ら行い、心地よく過ごすための力が身についている子どもたちです。
保育者のしていることに興味を持つ姿もあり、保育者の模倣をして使った食器やコップを片づけたり、掃除を手伝ってみようとしたりしています。環境が整うことでより遊びやすくなることに気付いてきている様子が見られています。
3月6日はそら組の子どもたちが考えたお楽しみ給食でした。
朝の会で話し合い、子どもたちからは「納豆和え」や「味噌汁がいい」といった案が出ました。当日は朝から期待を持つ様子が見られ、つき組のお友だちに「今日はそら組が考えたメニューだよ」と伝えに行く子もいましたよ。
「きのこの味噌汁好きなんだよね!」「大きなからあげ沢山!」と嬉しそうにやりとりしながら食べ進めていました。
日々の生活の中で様々なことを経験し、発見を重ねることを楽しみながら保育者や友だちと共有していくことで、更に興味を深めてきたそら組の子どもたち。4月からはそれぞれの場所で新しい生活が始まりますね。環境が変わることは保護者の皆様も不安を感じることもあるかと思いますが、子どもたちが沢山の経験を重ねていくことを楽しみに新年度を迎えたいですね…!