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2020.11.20

11月の室内装飾

今週は、11月の室内装飾を紹介します。

今月の装飾のテーマは、七五三です。

榊、千歳飴、赤飯が飾ってあります。

     

現代のように、医療が発達していなかった時代では幼い子の死亡率がとても高く、「7歳までは神の子」と言われていました。

言葉を理解し始める3歳頃から乳歯の生えかわりがある7歳頃までは、成長に伴って、特に病気になりやすい年齢であると考えられていたため、子供の健やかな成長をお祈りするための行事として七五三の儀式がおこなわれていたのです。

七五三は、子供が無事に育っていることへの感謝を伝え、また、これからの成長を願う意味があると言えるでしょう。

榊(さかき)・・・生命力や繁栄の象徴で神様が宿る木とされている

千歳飴・・・子どもの健やかな成長と長寿を祈る気持ちをこめて、長い飴になっている

赤飯・・・赤色は邪気を払う色とされ、縁起の良い食べ物とされている

       

ほし組は、装飾を室内に持ってくると、赤飯を触ったり、手で掴み食べるような仕草をしたり、榊を指差し、「あ!」「はっぱ!」と言う姿がありました。

「葉っぱがあったね」「緑色の葉っぱだね」など散歩の際と同じように声掛けすることで、子どもの中で『葉っぱ』の存在が結びつくように関わっています。

   

つき組は、赤飯を興味津々で触り、保育者が「もちもちしているね」と声を掛けると「もちもち」と言葉の模倣をしていました。

また、千歳飴を持ち、「甘い甘い」と言ったり、榊を見て「葉っぱ!」と言い、息を吹いたりする姿が見られました。

「飴は甘いね」など声を掛け見守ったり、これからも子どもの興味に寄り添った関わりをしていきたいと思います。

    

そら組は、赤飯を見ると「あ!お豆が入ってる!」など入っているものにも興味を持っていました。

「あずきだよ」と伝えると、「あずき入ってるね」とお友達や保育者に伝えていました。

     

榊の葉や千歳飴を見ると、「公園に葉っぱあるよね」や「これ食べたことある」とお話ししていました。

「千歳飴は長い飴だよ」など興味を持ったときに保育者が説明しています。

子どもたちの気付きや経験したことなど、保育者が言葉にしたり、代弁したりすることで、話すことが楽しいと思えるように関わっています。