2020.10.09
ほし組の砂遊び
今回は、ほし組の子どもたちの砂遊びの様子をお伝えします。
発見や心が動く経験が得られる身近な自然物のひとつとして、砂がありますね。
子どもたちが、”お外に行きたい!”と身振りや声で伝えてくれる日は、砂にたくさん触れることのできる公園に出かけて、砂遊びをしています。
毎日必ず外に出ているわけではありませんが、出る時は砂場のある公園へ行き、外遊びにも連続性を持たせ、その中で砂に触れる経験をたくさん重ねていけたらと思っています。

砂遊びの玩具は、バケツやスコップもありますが、室内のままごとで使っているのと同じ、ボウルやお玉、レンゲ、お椀、コップ、しゃもじなども用意しています。
毎日触れている馴染みのある物ということもあって、初めての砂場遊びでも、砂に触れながらすぐに玩具を手に取り、試行錯誤し始めました。

それぞれ座り込み、手の平で砂を撫でたり、ギュッと握ってみたり、指先ですこしつまんでみたり、手で砂の感触をじっくりと感じていました。
砂を指でつまんで、顔の高さまで持ち上げ、パッと指を開いて砂がサラサラと宙を舞って落ちていくのを繰り返し楽しむ姿もありました。

慣れてくると、掴んだ砂をボウルやバケツに入れてみたり、レンゲやしゃもじで砂をザクザクと突いてみたり、玩具も使って砂に触れてみる姿が見られました。


毎日室内では、フエルトやプラステンを食材に見立てて、レンゲで食べる真似をしたり、ボウルの中を混ぜたりしていますが、
砂遊びを重ねていく中で、砂でも同じように、レンゲですくってみようとしたり混ぜたりする姿も見られるようになりました。

砂で遊んでいると、そばに小石を見つけ、拾って、眺めて…バケツをひっくり返し、バケツの底を”コツコツコツ”と小石で叩いてみる姿も見られました。
子どもたちが砂や小石をじっくり見て、触れて、試行錯誤して、五感を使って遊ぶ姿をそばで見守りながら、「サラサラだね」「ザラザラしてるね」「コツコツ、って音するね」など言葉をかけたり、目を合わせてやりとりしたりしています。
自然物の感触や性質に触れたり発見したりすることを、子どもたちと関わりながら一緒に楽しむ時間をこれからも重ねていきたいと思います。