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2020.12.08

~製作遊び~【にじ組】

 寒さも少しずつ厳しくなり、本格的な冬の訪れを感じられる頃となりました。

今回は、にじ組さんの製作遊びの現在の様子を紹介します!

「このおじさんたちなんて言ってる?」
「大人の話だよきっと」と想像力豊かな会話をしていました。

 早速、製作遊びを行う子どもたちの姿が見られました。廃材ボックスから取り出してきたのは新聞紙。「え、写真が白黒!」「なんて書いてある?」と初めは紙に書いてある内容に興味津々のようです。保育者から読み聞かせてもらうと「へー!難しい感じ!」「だけど面白いね!」と新聞の魅力について語っていました。

「ここはどんな色かな?」「好きな色にしてみたら?」と、
子どもたち同士で試行錯誤をして製作していました。

 今度はその新聞に色がついていないことに気が付き、「ねえ!色を塗ってあげようよ!」「面白そう!」とお友だち同士で話し合いながら楽しさを味わっていました。廃材製作は、イメージに合わせて素材を組み立てて遊ぶことが多いですが、このように子どもたち自身が素材に触れる中で発見し、試しながら作り上げていく姿が多く見られています。

お寿司屋さんのチラシを見つけておままごとで使うメニュー表を作っています。
「ピクニック!上がデザートで、下がご飯です」

 「先生、車ってこうなってるんだよ」と自ら作った製作物を見せてくれました。よく見てみると、以前はティッシュの空き箱にタイヤだけを付けていた車が、タイヤとタイヤの間を結びつけるための接続部分が作られていました。どうしてこう作ったの?と尋ねてみると、「これがないとタイヤは回らないんだって、乗り物の図鑑に書いてあったよ。」と見せてくれました。「でもね、タイヤが柔らかすぎたからうまく進まないんだ」「次は固いしっかりしたタイヤを探してみる!」と、製作をしていく上で、分からないことがあったら身近にある情報を使って調べ、研究し、自分の納得のいくまで遊びこむ姿が見られるようになりました。

 保育園では子どもたちの想像力を、「上手だね、すごいね」と、言った作品としての評価ではなく、子どもたちが夢中になって作った部分や試行錯誤する姿を言葉にして十分に受け止めていくことを大切にして関わっています。「面白い!」「もっとこうしてみたい!」という思いを遊びの中で経験し、日々充実して過ごすことのできるよう、これからも室内の環境を整え、子どもたちへの丁寧な関わりを行っていきたいと思います。