暖かな陽の光とともに、春の訪れを感じる季節となりました。 さて今回は、今ひかり組さんが夢中になっている”スクラップブック”と、その時の子どもたちの様子をご紹介します。

　ひかり組さんのお部屋には、スクラップブックを作れるように、材料を準備しています。準備してある物は、新聞に挟んである広告や、雑誌等様々です。子どもたち自身が「好きだな」と思ったり「気になる」と思ったものを見つけると「これにしよう」と選び、ハサミで絵や写真の周りを丁寧に切り取り、自分のスクラップブックにのりで貼り付けています。

　初めは、様々な物を同じページに貼っていた子どもたちでしたが、遊びを進めていくうちに、「お肉はここのページにしよう！」「洋服はここにまとめておこう！」と自分で考え、分けて貼る姿が見られるようになり、試行錯誤を繰り返しながら楽しそうにカテゴライズして自分だけのスクラップブックを作っています。

　このような表現遊びの中で子どもたちは、自分の思いや経験等を、自分の世界観で遊びに表現しています。 その子どもたちの表現の仕方を十分に受け止めながら、保育者も同じ目線に立ち、共感していくことで、今後も子どもたちが自己を表現することを楽しめるように関わっていきたいと思います。